shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

「音楽」って

娘(10)がピアノを習ってるのですが、毎週練習の手伝いをしています。
私は音楽好きですけれど、ピアノを習った事は殆ど無かったりするのですが、
(小6の頃に3ヶ月だけね(笑))今日の練習の時の会話です。

「お父さん、(電子)ピアノの音を小さくすると弾けるのに、大きくすると上手く弾けなくなる。」
「どうして?」
「考えたけど、分からない」

娘は、器用さだけでピアノを弾く傾向があります。
テクニックだけで、心が感じられない演奏に常々なんとかしたいなぁと思っておりました。
ちょっと考えて思いついた事を言葉にしてみました。

「それは、自分の弾いている「音」を普段聴きながら弾いていないからじゃない?
 だから音が耳に入って来ると邪魔になって上手く弾けなくなるじゃないかな?」
「・・・そんな事ないよ」
「じゃあ試しに、怒った様な感じで今の曲を弾いてみてごらん」

(演奏する)

「じゃ、次は悲しい感じで。その次は楽しい感じで。」

(演奏する)

音が、びっくりする位良くなりました。

「今までの演奏は「指楽」だったけど、今のは「音楽に」なっていたみたいだね。」
「そうかなぁ〜?(笑)」


 音楽って、当たり前ですが「音楽」なんですよね。

一所懸命にやっているうちに、本当の目的を見失ってしまう事って案外身近に沢山あるのかも知れません。