shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

秋葉原を散歩しました

 久しぶりに秋葉原をちょっとだけ散歩しました。
私が秋葉原を最初に訪れたのは、もう30数年前になります。
図書館で借りた本に書いてあったラジオの作り方をみて、
「これ、作ってみよう!」と思い立って、部品をメモって出かけました。
小学校5年生の時の事でした。

 あの当時も凄い人でした。
部品屋が集まった建物の中は、大きい大人達で一杯。。。
お客さんが、店員さんと難しい話をしながら買い物をしてました。
「・・・この部品で、ゲインが稼げるかな?」
「どれどれ、回路図見せて。。。。お客さん、ここにこの抵抗入れちゃダメだよ・・・」
・・・という様な会話があちこちで繰り広げられていました。
「あれ、こんな子供が来ているよ!」と驚かれました。

 部品表を握り締めた小学生の私は、どうしたら良いのか分からず、
目を白黒させていると、親切なお店のおじさんが、
「ぼうや、それ見せて」と言って、部品を揃えてくれました。
「あとは、あそこの店に有るよ・・・」

 こうして、私の秋葉原通いが始まりました。
私にとって、秋葉原は好奇心を満たしてくれる夢の様な町、テーマパークみたいな所でした。


 久しぶりに歩いてみて、あの当時の部品屋は、まだかろうじて残っていて少しほっとしました。
後はまあ、愚痴になってしまいますので(笑)細かい文句を書くのは敢えて避けますが、
もうちょっと何とかならなかったのかと思わず言いたくなってしまいます。

 思えば、コンピュータが流行りだした頃から、この町は急激に変わっていったのだと思います。
コンピュータは大好きですが、秋葉原って「ハードウエア」を売る町だったんですね。
「ソフトウエア」的なものが入ってきて、根本的な部分が徐々に変わってきたのではないかと、歩きながら思いました。


 私の好きだった秋葉原はほとんど失われてしまいました。
もう戻る事もないでしょう。。。
こんな事を考えると、私も年取ってきたのかなぁと思ってしまいます。
でもね、でもね、秋葉原の「メイドさん」は、どう考えても違和感があるんですよ(笑)