お客さんの所へ。
駅からタクシーに乗り込む。。。
「○○○○工場へお願います。」
「おはようございます。これで4回目目ですね。
良く会いますね。」
運転手さんの愛想の良い声にハッとして、よく見ると
確かに、見たことの有る顔。
「最近は、朝夕寒い」とか
「運転手さんの故郷は岩手の海岸で津波が来て電柱が全部持っていかれた」とか
「ここら辺の地主さんは、巨額の相続税を払うのに苦しんでいる。
二億五千万円の相続税が課せられたから、
土地を全部売り払ったけどそれでも足りない」とか。。。
父がタクシーの運転手だった事もあるのか、
運転手さんから話かけられると
つい必要以上に愛想の良いリアクションを返してしまうので、
会話が弾んでしまう。。。(苦笑)
普段あんまり他人に愛想の良くない私は、
タクシーを降りる頃には、軽い疲労感。。。
工場の受付に向かうと、
守衛さんが私の顔を見ただけで
「あ、どうも。いつもご苦労様です。」
と、愛想良くバッチを渡してくれる様になりました。
なんだか、馴染んで来ちゃったなぁと思いつつ、
お客さんの待つ建物に向かう。
いつもの朝。