shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

たんぽぽのちえ

f:id:shobuno:20120604234600j:plain

息子(小2)が、国語の宿題で音読をしていました。

「たんぽぽのちえ」というお話です。

 

----------------------------------------------------------------------------------

たんぽぽの ちえ   うえむら としお

 

春に なると

たんぽぽの

黄色い きれいな

花が さきます。

 

二、三日たつと、

その 花は しぼんで、

だんだん くろっぽい

色に かわって いきます。

 

そうして、たんぽぽの 花のじくは、

ぐったりと じめんに たおれて しまいます。

 

 けれども、たんぽぽは、かれて しまったのでは

ありません。花と じくを

しずかに 休ませて、たねに、たくさんの

えいようを おくって いるのです。

こうして、たんぽぽは、たねを どんどん

太らせるのです。

 

 やがて、花は すっかり かれて、その

あとに、白い わた毛が できて きます。

 この わた毛の 一つ一つは、ひろがると、ちょうど

らっかさんのように なります。たんぽぽは、

この わた毛に ついて いる たねを、ふわふわと

とばすのです。

 

 この ころに なると、それまで たおれて いた

花の じくが、また おき上がります。そうして、

せのびを するように、ぐんぐん のびて いきます。

 

 なぜ、こんな ことを するのでしょう。それは、

せいを 高く する ほうが、わた毛に 風が よく

あたって、たねを とおくまで とばす ことが

できるからです。

 

 よく 晴れて 風の ある 日には、わた毛の

らっかさんは、いっぱいに ひらいて、とおくまで

とんで いきます。

 

 でも、しめり気の 多い 日や、

雨ふりの 日には、わた毛の らっかさんは、

すぼんで しまいます。

それは、わた毛が しめって、おもく なると、

たねを とおくまで とばす ことが できないからです。

 

 このように、たんぽぽは、いろいろな ちえを はたらかせて います。

そうして あちらこちらに たねを ちらして、

あたらしい なかまを ふやして いくのです。

----------------------------------------------------------------------------------

 

あれっ?! この話どこかで聞いたことが。。。。??

 

「花と じくを しずかに 休ませて」

「たねを どんどん 太らせるのです。」

「たおれて いた 花の じくが、また おき上がります。」

「せいを 高く する ほうが、わた毛に 風が よく

 あたって、たねを とおくまで とばす ことが

 できるからです。」

 

うん、私は間違いなくこの文章を読んだことがあります。

多分、私が小学生のころ、教科書に同じ文章が載っていたんでしょう。

こども心に、「たんぽぽのちえ」に感動した覚えがあります。

きっと感動が大きかったので、今まで覚えていたのでしょう。

どうして、植物の筈のたんぽぽが、こんなに賢いのか

とても不思議だったのです。。。

 

私と息子が同じ教材を学んでいるとは、ちょっと驚きました。

 

息子は、この話をどう受け止めているんだろう。。。?

 

 

私「ねえ、カズくん(息子)。たんぽぽの花が枯れて、

 花の軸がいったん倒れた後、わた毛ができるとき

 ぐんぐん伸びてくるのはどうして?」

 

息子「それは、せいを 高く する ほうが、

 わた毛に 風が よく あたって、たねを 

 とおくまで とばす ことが

 できるからです。」

 

。。。。暗記しているんかい!? (^_^;