この間の日曜日、息子(小2)と一緒に、
美術教室の先生の個展が開かれている千葉へ行ってきました。
美術教室に通う生徒と作品を作っちゃいましょうという企画に参加しました。
先生の作品は完全に抽象画です。
先生曰く
「何かの形に見えたら私の負けです。」
上の写真の背景にある3枚の大きな絵は、
「寂しさ」「悲しみ」を表しているそうです。
し、正直、私には理解できなかった。
先生、完全にあなたの勝ちです。。。
オシャレなギャラリーの前に大きな白い布が張られていました。
これが最初の姿です。
最初は恐る恐る、筆を動かしています。
白いキャンパスは、ちょっと怖い。。。?
だんだん、楽しくなってきたぞ!!
集まったのは先生と、幼稚園〜小学生の子供たち、
それから女子高生のお姉さんが一人。
見ていたお母さん方も、我慢出来ずに参戦!(笑)
いつの間にか、お姉さん(右)のシャツにお母さんがペイントしています(笑)
みんな夢中で描いています。
もうみんなペンキまみれです。。。
うちの子は、顔の半分が真っ白でした(笑)
完成!。。というか、最後の姿です。
先生は、この作品を加工して何かにするそうです。
どうなるか、とても楽しみです。
途中 で、私もムズムズと何か描きたくなってきて、
ペンキの缶を手にしたまでは良かったのですが。。。
凄いパワーで塗りたくられて、まさに今作り出されているこの作品のどこに、
私が何を描けるのか分からなくなってしまって、
結局手も足も出せずに終わってしまいました。
キレイに描ければ良い
整った形が描ければ良い
そう教えられた(私が受けた)美術教育とは、全く異質な世界でした。
私は、小中学生の頃は毎年展覧会に選ばれたり、賞をもらったり、
先生に褒められたりしていました。
絵にはちょっと自信が有った筈だったのですが、
この世界では完全に無力でした。。。(^_^;
「美術」って何なのでしょう?
この日、息子は先生にたくさん褒められていました。
「ほら! 息子さんのストローク!!
あれは、◯◯(海外の国)の△△△(人の名前)にそっくりですよ!」
「はあ。そうなんですか。。。(チンプンカンプン (^_^;)」
「凄いお子さんですね!! 大きくなったら、ここで個展を開きましょう!」
この先生に習っていたら、きっと私の人生は変わっていたでしょうね。。。
ドン引きする私をよそに、熱弁を振るう先生を見ながら
ひたすら途方に暮れる私でした(苦笑)