今日は何だかとても疲れてますので、音楽のお話でも。
高校生〜大学生時代に、モーツァルトのピアノ協奏曲全集やピアノソナタ全集にハマって以来、内田光子さんのピアノがとても好きです。
モーツァルトの音楽はシンプルで易しくて、
良く小学生の高学年〜 中学生の子供が、ふわっとした感じで弾く様なイメージでした。
彼女の演奏を聞いて、とてもショックを受けた覚えが有ります。
Mozart- Piano Sonata in B flat major, K. 333- 1st mov. Allegro
彼女の演奏は真摯で正確で伸びやかで、
今まで聴いたどのモーツァルトとも違っていました。
きっと、これが本当のモーツァルトの音に違いない!
と、勝手に思ってしまいました。。。
内田光子さんは、世界的なピアニストです。
日本で生まれた方ですが、活動の殆どはヨーロッパ。
その才能が認められたのも、海外ででした。
一度テレビでインタビューの模様を見たことがありますが、
英語バリバリで、堂々としていて、
インタビュアーの質問内容がちょっとでも甘いとバシバシ指摘したりして、
ちょっと日本人離れした人という感じでした。
音楽に対する探究心がものすごくて、それが演奏に良く顕れていると思います。
Mozart Piano Concerto No 20 D minor K 466 Camerata Salzburg, Mitsuko Uchida
この動画は、オーケストラを自ら指揮しながらピアノを演奏するという
いわゆる「弾き語り」演奏。
モーツァルトの時代、こういう形の演奏が一般的だったとか。。。
モーツァルト(に限らず、演奏する曲全てですが)に対する非常に深い研究が、
彼女にそれを可能にさせるんでしょう。。。