Kindleストアのセールスで、「沈黙の艦隊」(漫画)の1巻が、99円のセールス
をやっていたので、漫画がどう表示されるかテストを兼ねて購入しました。
それで読み始めたのですが、やっぱり面白い。。。
「2巻も買っちゃおうかな?」
2巻以降は520円。沈黙の艦隊は全32巻も有るから、16,120円!?
無理無理無理。。。(^_^;
古本で全巻セットが2,500円というのを見つけて、裁断して電子化して
通勤電車の中でチマチマ読みました。
(結局、まんまと全巻読まされてしまう作戦に引っかかった様な気がします)
日本の近海で海難事故が発生した。千葉県犬吠埼沖で、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がソ連(現ロシア)の原子力潜水艦と衝突し沈没、「やまなみ」艦長の海江田四郎二等海佐以下全乗員76名の生存が絶望的という事故の報道は日本に衝撃を与える。しかし、海江田以下「やまなみ」乗員は生存していた。彼らは日米共謀により極秘に建造された原子力潜水艦「シーバット」のメンバーに選ばれ、事故は彼らを日本初の原潜に乗務させるための偽装工作であった。
アメリカ海軍所属となった日本初の原潜「シーバット」は、海江田の指揮のもと高知県足摺岬沖での試験航海に臨む。しかしその途中、海江田は突如艦内で全乗員と反乱を起こし、音響魚雷で米海軍の監視から姿をくらまし逃亡。以降、海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を名乗る。さらに出港時「シーバット」は核弾頭を積載した可能性が高い事が発覚。
アメリカ合衆国大統領ベネットは海江田を危険な核テロリストとして抹殺を図る。海江田は天才的な操艦術と原潜の優れた性能、核兵器(の脅威)を武器に日本やアメリカやソ連、国際連合に対抗してゆくこととなる。
(引用終わり)
この話、連載当時はかなり話題になったりして、国会でも取り上げられたりしました。
読むのが途絶えてしまっていて、ラストがどうなったのか知らなかったんです。
改めて読み直しましたが、やっぱり単純に面白く読めました。
沈黙の艦隊の面白さは、前半の潜水艦同士のスリリングな戦闘描写と、
海江田艦長の天才的な作戦行動、それから各登場人物がみんな楽しそうに、
精一杯自分の役割を全うする所ではないかと思います。
海江田艦長がひたすらカッコイイですね。
私も、あんなふうに仕事を進められたらと思います(笑)
読むと、元気を貰える様な気がします。
後半の、戦争論とか、核抑止力の話とか、そういう部分は、
読んでいる時は、ちょっと興味深い部分も有るものの、
あれは、物語を終わらせる為の方便だった様な気がします。
ディテールを検証しだせばボロが出るんでしょうけれど、
このお話のテーマはそこじゃない様な気がします。
ラストは。。。うーん。
でも、ああするしか終わらせられなかったんでしょうね。。。
当時一世を風靡したこの作品、今読んでも充分楽しむ事ができます。
興味を持たれた方は先ず1巻読んで、
面白いと思ったら、一気にラストまでどうぞ。
(★★★★☆)