shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

夜鳴きそば

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夕暮れの空。 iPhoneの限界。。。

 

やっと、あまり咳が出なくなり。

やっと、「食欲」っぽいものを感じられる様になってきました。

今年に入って、朝はご飯一膳、昼はコンビニおにぎり2つにサンドイッチ1切れ、

夜は豆腐一丁というエコノミーな食生活をずっと送ってきましたが。。。

(それでも食後はちょっと気持ち悪かった。)

ようやく、もう少し食べても大丈夫かも知れない感じになってきました。

(コレを書いている今も、ちょっと小腹が空いている感じです)

 

 

という訳で(?)、今日は「夜泣きそば」の思い出でも。。。

 

 今住んでいる埼玉県草加市にも、また実家の有る東京都足立区でも、

最近は全く見かけなくなってしまいましたが、私が小学生ぐらいの頃には

良く夜中に「夜鳴きそば」が来ました。

 

皆さんは、夜鳴きそばをご存知でしょうか。。。?

妻に聞くと

「何それ? そんなモノ知らないわ。」

と言われてしまいました。

 

 夜鳴きそばとは、夜中に回ってくる移動式の屋台ラーメンの事です。

語源は江戸時代で、当時はラーメンじゃなくて、蕎麦を出していたそうですが、

私の子供の頃は、蕎麦の屋台は見かけませんでした。

そう、古典落語の有名な演目「時そば」の世界ですね。。。

 

時そばの動画を探していたら、↓を見つけました。

4分割でちょっと見にくいですが、何これ面白いじゃん。。。(^_^;


時そば 柳家喬太郎 1/4

 


時そば 柳家喬太郎 2/4

 


時そば 柳家喬太郎 3/4

 


時そば 柳家喬太郎 4/4

 

落語が面白くて何だかもうどうでも良い気分になってきた。。。(苦笑) 

気を取り直して。。。

コンビニなど無かった時代、こういう風に夜中にモノを売ってくれるという

存在自体が珍しかったんでしょう。

 

♪ チャララーララ、チャラララララ~ ♪

(音を言葉で表現するのはちょっと無理が有りますね (^_^;)

 

夜中この音が聞こえて来ると、私と母は色めき立ちました。

(母も食いしん坊だったんでしょうね(笑))

(母)「shobuno! ラーメン屋さんを止めて!」

私は、外に飛び出しました。

夜鳴きそばの屋台は、案外高速移動(?)をしていまして、

ぼんやりしていると、すぐに何処かへ行ってしまうのです。

 

(私)「ラーメンくださーい!!」

なんとか屋台を止めて、暫く待っていると、母がどんぶりを持って来ます。

当時の夜鳴きそばは、こんな風にどんぶり持参すると、そこに作ってくれました。

どんぶりに透明な熱いスープを注いで

醤油の入った濃いスープを入れてかき回し

麺をしばらく茹でて、茹だったらお湯を切ってどんぶりに入れて

ネギを刻んだもの、ナルト、チャーシューを載せたら出来上がり。

ラーメンが入ったどんぶりを、母と私はソーっと持って家に帰りました。

 

 固めの細麺、醤油味のシンプルなスープ、薄いナルトやチャーシュー。。。

今から思えば、多分どうって事もないラーメンだった筈ですが、

本当に美味しくて。。。

チャルメラの音が聞こえると、食べずにはいられない感じでした。

 今ではもう体験できない味の思い出です。。。

 

 ああ、本格的にお腹が空いてしまいました。。。 (^_^;