子供の本棚の隅に、「せいめいのれきし」という本がひっそりと置かれています。
この本は、思い出深い本です。
いつの日か、息子が自分で見つけて手にとってくれないかなぁと思っています。。。
この本に出会ったのは、私が小学生の低学年の頃。(多分一年生?)
雨の日とか校庭で遊べないお昼休み、私は友達と図書室に行くのが楽しみでした。
図書室の一角に、恐竜コーナーが有って、一冊一冊は薄いのですが、
凄い数の古代の生き物の絵本が置いてありました。
(一冊で一種類という感じ)
私は、これらの本を一冊づつ取り出しては、ワクワクして読んでいました。
そのコーナに、「せいめいのれきし」という本はありました。
劇場の様な舞台が有って、司会者みたいな人がいて、
宇宙があって、地球が出来て一幕が終わり。
次の幕が開いて、原始的な生命が生まれて、
次の幕で魚が生まれて大きくなって、
次の幕で恐竜が生まれて絶滅して、
哺乳類が生まれて、人が生まれて。。。
次々と舞台の上で生命が進化し繁栄して絶滅して。。。
シンプルな内容ですが印象が深くて、記憶に強く残りました。
この本は大好きで、何度も何度も読み返しました。
図書室に飽きて通わなくなって、本のタイトルも忘れていたのですが、
この本の不思議な情景だけは強い印象が有って、心に残っていました。
大人になって、本屋で出会った時に思わず買ってしまいました。。。
この本を描いたのは、アメリカの絵本作家のバージニア・リー・バートンという女性。
Wikipediaより引用
マサチューセッツ州ニュートンセンター生まれ。奨学金を受けてカリフォルニア美術学校で絵画を学ぶ。そのかたわらバレエを学び、一時はダンサーを志したが、パートナーだった父親が骨折したことで断念。
1931年、ボストンで教えを受けたギリシア人の彫刻家ジョージ・ディミトリオスと結婚し、海辺の村フォリー・コーヴに住む。
野菜や果物を栽培したり羊を飼育したりなど、自然を慈しんだ生活ぶりが、そのまま絵本の創作主題につながっている。素朴さをや自然との調和を尊重する一方で、文明のもたらす自然破壊に対して懐疑を投げかけている。
最初の絵本、『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』(CHOO CHOO)は長男アーリスのために、第2作『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』(Mike Mulligan and His Steam Shovel)は次男マイケルのために、第4作『ちいさいおうち』(The Little House)は長女ドギーのために描かれた。1964年春、来日。
(引用終わり)
「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」「ちいさいおうち」は、いずれも名作と呼ばれる絵本ですね。
(子供たちが小さい頃、絵本をたくさん読まされました (^_^; )
彼女の絵本はどれも好きですが、やはりこの「せいめいのれきし」は格別です。。。