すっかり暖かくなりました。(暑いぐらいですね)
今年は花粉が凄くて。。。例年はそれほどでも無かったのに、
今年は症状が出てしまって、大変です。
私の場合、喉が弱いのか咳が出まくりで辛いです。。。
私は小さい頃、今とは全く別人の様にひ弱な子供でした。
アレルギー体質だったのか小児喘息持ちで、時々発作を起こしたり、
風邪をひいたりお腹を壊したりするのはしょっちゅうで、
年の半分位は床に伏せる日々を送っていました。
体は弱かったのですが、気力やら好奇心やらは人一倍で、
病気でない時は少しもじっとしていられず、常に何かをしていないと気が済まない子供でした。
床に臥せっている時も、ちょっと元気になると枕元にうず高く積み上げた
小学生が読む様な図鑑やら百科事典やらを毎日片っ端から読み続け、
本がすり切れ、ページを綴る糸が切れて、本がバラバラになってしまう程でした。
その頃、家の周りの空き地などでは、セイタカアワダチソウという雑草(?)が凄い勢いで大繁栄していました。
皆さんも、一度は見た事はあるでしょう。。。
セイタカアワダチソウは、第二次世界大戦後に北米から渡って来て、
昭和40年代に日本で大繁栄しました。
このセイタカアワダチソウ、アレロパシーを持っていて、根から周囲の植物の生育を阻害する物質を出して、在来種(ススキなど)を駆逐して、どんどん広がりました。
一時は、空き地にはこればっかり大繁栄してしまいました。
その当時セイタカアワダチソウの花粉は、気管支喘息の原因になると言われていました。
私が良く喘息の発作に襲われるので、両親は、
「セイタカアワダチソウなんて無くなってしまえば良いのに。。。」
と言っていました。
私も、空き地に大繁茂しているセイタカアワダチソウを見て、
「何て毒々しい植物なんだ。
見ているだけで、息が苦しくなってくる様な気がする。。。」
と思っていました。
「セイタカアワダチソウ」という単語を口にするだけで、
なんだか喉の辺りがイガイガする様な感じがしました。。。(苦笑)
皆から憎まれていたセイタカアワダチソウですが、平成に入る頃には
余り話題に上らなくなりました。
周囲の他の植物を駆逐してしまい、アレロパシーの毒が自分達にも効果を及ぼして
成長が抑制されてしまったり、大繁栄し過ぎて肥料を使い果たしてしまったり、
そんな理由で、かつての勢いを失った様です。
セイタカアワダチソウが話題に上がらなくなった理由はもうひとつあります。
後の研究の結果、セイタカアワダチソウは、
気管支喘息の原因では無い事が分かりました。
散々「喘息の原因」と言われていて、みんなに憎まれていた花でした。
一体どうして、何が根拠でそういう事が言われたのか、
そして、みんなが長い間それを信じていたのか、ちょっと興味がわきます。。。
今、まことしやかに言われ、みんなが信じている事でも、
中には真っ赤なウソだったという事が他に有るかも知れませんね。。。
それにしてもセイタカアワダチソウ、冷静になって写真を見てみると、
なかなかキレイな花じゃないですか。。。
(見ているだけで息が苦しくなった人は誰? (^_^;)
セイタカアワダチソウに代わり、花粉がアレルギーの原因になる植物として、
最近ではブタクサが言われています。
↑これが真犯人。。。らしいのです。
(余り見た事ないなぁ。。。)
まあともかく、世間で声高に言われている事をあんまり鵜呑みしてはいけない。
やっぱり、自分の目で確かめ自分の頭で考える姿勢が大事なんですよね。。。
(↑何でしょう、これ?? (^_^;)