shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

「鏡には映らない」(古典部シリーズ)を読んだ

  アニメ「氷菓」でおなじみの、古典部シリーズ最新作が、

野性時代の2012年8月号に載っていると知ったのが、2012年の9月頃でした。

 

じゃあ、折角だからちょっと読んでみるか。。。

 

と思って、書店を探しましたが見つかりませんでした。

仕方なくネットを検索しましたが、どこにも在庫が無い状態。。。

さすがにちょっと焦りました。。。

 

↓この本なのですが、どうしてそんなに急に無くなってしまったんだろう。。?

 

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「官能」というタイトルのせい?

それとも、私と同じ様に古典部狙い。。。?

 

 ネットオークションサイトを見ると、法外な値段で出品されていました。。。(-_-;)

どうせそのうち本になるだろうから、そこまでして買うつもりは無かったのですが、

入荷したらお知らせしますという所に登録しておきました。

 

あれから数ヶ月。。。

とっくに予約した事も忘れていたのですが、先日急に

「入荷しました!」

というメールが来まして、思いがけずゲットする事ができました。

 

 この本を電車で読むのは、ちょっと勇気がいるので。。。(苦笑)

ザクっと断裁して、スキャンしてiPadに取り込んで読みました。

 

 この本に収録されていたのは、古典部シリーズの最新作。

中学校時代の卒業制作で、大きな鏡の周りに手分けして木彫りのレリーフを作ることになったのですが、折木奉太郎↓ の班だけ手抜きをしたものを提出。

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全体のデザインを担当した女子が怒り泣き崩れ、折木に非難が集中しました。

 

本作のヒロイン伊原摩耶花は、そういう事も有って折木の事を軽蔑していたのですが、

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古典部で一緒に色々な活動した事で、折木がそういう事をする人間ではないということを知り、折木の行動の裏に何か理由が有ったのではないかと考える様になり。。。

 

というお話です。

 短いですがとても良く出来ていると思いました。

最新刊の「二人の距離の概算」から余り時間が経っていない時期の

古典部メンバーの雰囲気とか、麻耶花の心の動きがきちんと描かれています。

千反田える折木奉太郎のやり取りが微笑ましい。。。

 

前作から2年以上も経っているという事で、作品が変わってしまっていないかとちょっと心配だったのですが、全く雰囲気が変わっていないというか

更に良い感じになっています。

これは続巻に期待できますね。

続巻が溜まったら、アニメ化もお願いしたいです。

本作はアニメ向きだと思いますし。。。

 

えっ?!

「官能」の方ですか。。。?

 

ど、どうしよう。。。? (^_^;