shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

形あるものは、いつかは滅びる。。。べき?

梅雨入り2日目は、ピーカンの青空でした。よくある事ですけれども。(笑)

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キュウリの花、咲きました。これは雄花ですが、雌花も咲きました。(撮影失敗(^_^;)

 

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トマトの実も出来始めてきました。

収穫が楽しみです。

 

 

話は変わって、先週の事務所での出来事です。

 

私「あれ? 今送られてきたメールに添付ファイルが付いてないんだけど?」

同僚「えっ? あっ! しまった。。。」

「気をつけてね。お客さん宛だったら。。。って、思いっきりお客さん宛じゃん。」

「ああ。。。どうしよう。 送信したメールを消したい。。。(涙)」

「送信し直してね。まあ、有りがちな失敗だけど気にする人は気にするから、

 丁重なお詫びも添えてね。」

「はい。。。」

「送ったメールを取り消せる機能が有ったら良いのにね。」

「そうですね。」

「きっと、この手の間違いに苦しんでいる人は沢山いると思うんだよね。」

「ええ。。。」

「この問題を解決できる仕組みを作ったら、きっとすごく儲かるんじゃないかな?」

メーラー(メールソフト)に送信元から削除する仕組みを作るとか?」

「それじゃあ、専用のメールソフトが要るでしょ?

 そうではなくて、もっと根本的な。。。」

「じゃあ、メール本文をクラウドに置いて、読む人はそこからし

 読めない様にするとか?」

「それだと、巨大なクラウドが必要になるから、

 ウチじゃ手に負えなくなっちゃうね。。。

 誰もが余り意識せずに利用できる仕組みがいいな。。。

 例えば、「ファイル」の属性に「作者」の情報を持たせて、

 閲覧しようとする時に「作者」にこのファイルがまだ有効か個別に問い合わせる

 仕組みとか。。。

 送信履歴に残ったメールを「削除」すると、「削除命令メール」が送った人に

 送信されて、それを受信すると送り先のメールが削除されるとか。。。

 うん、これは行けるかも知れない。。。」

「うーん、そう上手くいくかな。。。?」

 

休憩時間は終わって、その時の会話はそこまでで終わってしまったのですが、

その直後、id:yumejitsugen1さんの「なお、この記事は、読了後、自動消滅するソフトで書かれている!」を読ませて頂き。。。更にイメージが膨らみました。

 

ちょっと脱線します。

 

 単細胞生物には、元々「寿命」というものは有りませんでした。

今でも、単細胞生物のアメーバとかミドリムシとかゾウリムシとか、

そういう生き物は特別「寿命」というものが無く、

無限に分裂して増え続けていきます。

生物が「性」という仕組みを「発明」した時、

「寿命」という「システム」が一緒に発明されました。

 

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ミドリムシ(左)とゾウリムシ(右)

 

オスとメスで遺伝子を組み合わせて、無限の生命のバリエーションを作り出し、

より環境に適応していこうとした場合、

親 = 古いバリエーションの生命はいつまでも生きていられると邪魔な訳です。

(餌や場所が親に取られてしまう等。。。)

親は、子供が出来たら速やかに消えてしまう方が良い訳です。

 

そのために、生命は「老化」という「システム」を開発しました。(多分。)

老化の仕組みは一種類では有りません。

 

例えば、多細胞生物は細胞分裂で増えますが、分裂できる回数が決まっています。

ヒトの細胞は50回位。それ以上分裂しようとするとその細胞は死んでしまいます。

ちなみに、がん細胞はこのリミッターが外れた状態。

リミッターが無いので、無限に分裂し増え続ける事ができます。

卵子精子はこのリミッターが付いていませんので、

「種」が50代で絶えてしまうとかいう事は起こらないんです。

こうして考えると、リミッターは意図的に仕組まれたものだという事がわかります。

 

その他、細胞は「老化物質」を作って個体を老化させたりします。

稀にある病気で、遺伝子の問題で老化が急激に促進されてしまい、

子供なのに老人になってしまう病気も知られています。

(ウェルナー症候群ですね。)

 

このように、生命はそれを繁栄させる方向に進化させてきましたが、

不必要な個体については、速やかに消える様な仕組みも発達させてきたのです。

 

 

話を戻しましょう。。。

 

コンピュータが作り出すファイルや、システムも、

生命に倣って、「老化」の仕組みを導入した方が良いのではないでしょうか?

多分、みなさんのコンピュータの中もそうだと思われますが、

コンピュータの中には所有者すら分からなくなってしまった不要な情報が

一杯入っています。半分以上不要な情報と言っても過言ではないでしょう。

世界中のコンピュータを考えると、既に世界は不要な情報で溢れかえっていると言えるんじゃないでしょうか?(多分。。。)

考えてみると大変な無駄、大変な損失です。

その不要な情報が無ければ、もっと有用な事にコンピュータは使えるかも知れないんですから。。。

 

 自然の摂理に倣って、コンピュータのファイルやシステムは、「老化」して、

いずれは自然に無くなってしまう。。。そんな風にした方が良いのかも知れません。

 

 

お客様「shobunoの所に頼んだシステムそろそろ10年で、大分「年取って」きたから、

    そろそろ新しいのを頼んだ方が良いかもな。。。」

 

 

うんうん。

商売繁盛の予感。。。(おっと。) (^_^;