最近の小学生の国語の宿題には、「音読」というものが有りまして、
迷惑な事に、親に音読内容を聞いてもらって、結果(ちゃんと読めたかどうか)を
「音読ノート」に(親に)書いてもらうというのが有ります。
(私の子供の頃にはそんなものは無かったと思います。)
楽しい話や短い話なら、まあ良いのですけど、悲しい話、
辛い話を毎日毎日延々と聞かされると、親子共々うんざりしてしまいます (^_^;
「ずうっとずっと大好きだよ」とか「スーホーの白い馬」とか
。。。本当、勘弁です(苦笑)
「読むよ。」
「うん。」
ありの行列
夏になると,庭のすみなどで,ありの行列をよく見かけます。
その行列は,ありの巣から,えさのある所まで,ずっとつづいています。
ありは,ものがよく見えません。
それなのに,なぜ,ありの行列ができるのでしょうか。
。。。あれっ? この文はどこかで聞いたことが。。。
そうそう! ありの行列の所に石を置くと行列が「ちりぢりに」なってしまう話だ!
私も、全く同じ教材で学びました。
カットまで昔のままだっ!!
(この「ちりぢり」っていう言い回しは、この文章にしか出てこなかった様な。。。)
という事は、少なくとも40年以上もこの文章は、教材として使われているんだ。。。
「たんぽぽのちえ」もそうでしたけど、
親子で同じ事を習うってなんだか嬉しいものです。
当時私はこの話に大変感動して。。。
ありの行列を見つけて、石を置くのではなく細い棒で、
行列を横切る様にアリの体よりも細い線を引きました。
アリが本当に目が見えなくて、においだけで行列を作っているのなら、
これでも行列は乱れる筈。。。
結果は大成功!
「線」の所でアリは止まってしまい先に進めなくて、大混乱に陥ってしまいました。
やがて、「線」を越える奴が現れて行列はまた復活するのですが、
教科書に書いてあったことが本当の事だったんだと、妙に感動した覚えがあります。
アリの行列を見かけると、必ずあの文章を思い出すのですが、
今でも同じ教材が使われているということは、きっとこの文章は教材としても、
優秀なものとされているんでしょう。。。
つまらなそうな声で続く息子の音読をよそに、父は一人ワクワクしていました(笑)