今日の収穫。
スイートトマト(写真の赤いトマトです)、初です。
「スイート」の名前に恥じず、とっても甘いトマトでした。
残るは大玉の「ぜいたくトマト」。。。
今日は、先日6月22日に世界遺産に登録され、7月1日に山開きになりました富士山のお話です。
今年は記念すべき年という事で、登山客が例年よりも多くなる事が想定される中、
入山料の徴収(任意)も始まる様です。
msn産経ニュースより
今夏の徴収額を1000円として試行することを正式決定した。
名称を「富士山保全協力金」として、本格的な登山シーズンの7月25日から8月3日まで、午前9時から午後
6時の間に徴収する。
支払いは任意で、応じた人には記念品として缶バッジを渡す。
周囲に山が無く、絵に描いた様な美しいすり鉢状の形、
それでいて本州で一番高い標高を誇る美しい山。
富士山は、日本人にとって特別な山で、
古くから多くの美術品の題材とされてきました。
浮世絵が海外で高い評価を受けた関係で、外国の人々にも、
「フジヤマ」は有名になりました。
先日の文化遺産登録のニュースも、初めて聞いた時は
えっ? まだ登録されていなかったの??
というのが正直な感想でした。
私は東京出身ですので、天気が良い時には富士山の美しい姿を肉眼で見る事が出来ました。
小さい頃から見慣れ、親しんできた山でした。
いつかはあの頂上まで行ってみたい。。。
子供の頃からずっとそう思っていました。
1997年の夏ですから、今から16年前。。。
妻と二人で頂上を目指しました。
当時の天気は、台風が微妙に逸れた日。
五合目は霧雨が降っていました。
見上げると頂上は雲に包まれていて見えず。。。
高山特有の強風が恐ろしいぐらいゴーゴーと吹いていました。
そんな天気だったので、他に登山しようとしている人は殆どいなくて、
どうしようかと思っていたところ、地元のオジサンが
「今日は晴れるよ。登った方が良い。」
と言ってくれました。
(この人がどの程度経験が有るのか全く分からないにも関わらず、
あっさり信じてしまった私達。。。若かったぁ (^_^; )
五合目から、登り始めるとみるみる霧(雲?)につつまれました。
一歩一歩が重くて、平地とは随分体の調子が違ってきました。
あれれ。。。? 空気が薄いのかな。。。?
霧の中をただ歩く歩く。。。
時折、強風で雲が切れると、下界がチラッと見えました。
ちょっ! ちょっと待って!
体動かない。。。
頼む。。。ちょっと休ませて。
私は、しばらく歩いてはその場にへたり込んでしまいました。
へたり込む私を親子(父と小さい息子)が追い抜きます。
息子の顔色は土気色です。
父「今あきらめると、一生後悔するぞ!」
子「。。。。」
一生後悔って。。。どんな人生?? (^_^;
そうかと思えば、自称90歳というおじいさんが、
軽装で、わらじ履きで飄々と追い抜いて行きます。。。
10分おきに休憩を要求する私をよそに、何故か元気な妻。。。
ば、化け物か?! (^_^;
突然、スカッと晴れました。
気がつくと地を覆っていた植物が無い!!
まるで火星みたいな光景です。。。(行ったこと無いけど(苦笑))
太陽の強い光が照りつけ、空気はますます薄くなって。。。
体が思うように動けなくなりました。
ここまで来ると、10歩 歩く毎に2分位休憩が必要な状態です。。。
青い顔をした外人が苦しそうに、私に語りかけてきました。。。
外人「チョージョーはドコデスカァ? アト、ドノクライデスカァ?」
私「ワカリマセーン」(何故か外人風な発音 (^_^;)
外人「オー! ノー!」(がっくりと肩を落とす)
それを遠くから見ていた妻。。。
妻「もうすぐそこなのに。。。あの二人バカみたい(冷笑)」
そして頂上へ。。。
激しい頭痛と吐き気と疲労で私はベンチに倒れこみました。
隣のベンチには、同じ様に倒れている子供が。。。 (^_^;
本当は「お鉢巡り」をしてから下山するつもりが、
私が余りにも苦しいので早々に下山してしまいました。。。
今だに妻はぼやきます。
妻「ああ、お鉢巡りしたかったのになぁ。。。」
子供たちが大きくなってきたので、また。。。
今度は酸素を沢山持って挑戦したいのですが。。。
ムリかなぁ。。。(体力的に)
きっと、人も一杯だろうなぁ。。。