shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

取り残される子供たち

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見上げたら、青い松ぼっくり

只今絶賛製造中。。。

 

 

いや、もう「暑い」っていうか「熱い」っていう感じですね。。。

 

久々に事務所に戻れました。

同僚達とお昼に出かけた時の会話です。。。

 

バイトで入っている中国人留学生のHさん、数ヶ月前にお子さんが生まれたのですが、

奥さん(学生さん)は、中国に帰省して出産しましたので、まだお子さんに会えていませんでした。

 

同僚K「奥さん、日本に戻ってきたの?」

Hさん「はい。戻ってきました。」

私「ああ、良かったですね〜!

  やっとお子さんに会えたんだ〜!」

Hさん「。。。いえ。まだ会えていません」

私「えっ!?」

Hさん「妻だけ、日本に戻りました。」

私「え? じゃあお子さんは?」

Hさん「妻の実家で世話してもらっています。」

私「そ、そんな。。。」

Hさん「ミルクは、日本から送っています。」

同僚K「えっ? 母乳を輸出してるの?!」

Hさん「いえ。。。(そんな訳ないだろう(苦笑)) 

   その。。。日本の粉ミルクを送っています。」

同僚K「どうして?」

Hさん「中国のミルク、色々問題あります。。。」

私「そ、そうなんだ。。。(^_^; 

  うんうん、日本のを送った方が良いよね。

  それにしても、大変じゃないか。。。」

Hさん「はい。。。」

私「中国では、こういう風に子供だけを国に残して親が日本に来る人って多いの?」

Hさん「はい。とても多いです。 珍しい事ではありません」

心なしか、Hさんは悲しそうな表情を浮かべていました。

私「そ、そうなんだ。。。」

 

 

中国、親の出稼ぎで6100万人の子どもが「置き去り」にという記事を読みました。

Hさんの例は、恐らくここまで悲惨な状態ではないのでしょうけれども、

本当にこういう事って、まだ普通に行われているんですね。。。

 

 

ちょっと前の日本でも、当たり前の様に行われてきた事なのでしょけれど、

まさか、お隣の国でまだ残っていたとは。。。

 

 生まれてきた自分の子供を、この手で慈しんで育てる事のできない世界が、

まだまだ、思いもよらず近い所に残っていたんだと痛感させられました。

日本に生まれ、呑気に子育て出来る自分はとても幸せ者なんでしょうね。。。

 

この件について、私は何もする事は出来ないけれども、

せめてHさんが、一日も早く彼の小さな娘さんに会える日が来る事を

祈らずにはいられません。