帰り道、ひまわりが輝いていました。
いわゆる「ひまわりの花」は、1つの花ではなく、沢山(約1500)の花の集合体です。
周囲の黄色いはなびらは、一枚一枚が一つの花で「舌状花」と呼ばれていて、
生殖能力がない(タネはできません)装飾花です。
真ん中の茶色いフワフワは、沢山の小さな花の集合体で、「筒状花」と呼ばれています。
この筒状花は生殖能力があり、1つの花で1つのタネ、つまり「ひまわりのタネ」ができます。
なーんて、習ったけど。。。
ひまわりのタネは油をたくさん含んでいて、油を採るために沢山植えたりしますが、
新鮮なタネは食べてもなかなか美味しいんです。
インコを飼っていた時に、インコと取り合いをして食べていました(^_^;
それにしても、ひまわりはどうしてこんな形に進化したんでしょう?
じっくり見れば見るほど不思議な気分になってきます。
ひまわりは虫媒花(ちゅうばいか)、虫に受粉してもらう花です。
真ん中に沢山の花を集めて、周りに派手だけどタネができない装飾花を付けて、
「おーい! ここに美味しい花が沢山有るから、虫たちたくさん寄ってきて!」
と言っている様に見えてきます。。。
ひまわりは、人が作り出した品種なので、厳密には自然にできたものとは
言い切れないものがありますが、ひまわりの仲間の菊科植物たちは、
どれも同じ様な形をしています。
色も。。。
黄色い色は、紫外線が見えるミツバチ達が見えやすい色なんだそうです。
植物たちは、虫達がたくさん寄って来れるような形や色になる様な進化を
遂げてきたんですね。。。
う〜ん、なるほど。
ん。。。?
植物って、「目」も無いのに、どうして虫が好む「色」が分かるんでしょう。。。?
「装飾花」なんかで、昆虫達を呼び込んでいるけど、
そもそも、どうして「虫」の存在を認識できているんでしょうか?
学者は、「たまたまそういう形になった植物がより多くの子孫を残せたから。」
という「選択説」を、心の奥では違和感を感じつつも(?)主張している訳ですが、
直感的に、どうもそうでは無い様な気がします。。。
植物達は人類がまだ知らない方法で、
周囲の様子を見たり聞いたり出来ているのではないかと思えるんです。
嘘かホントか分かりませんが、
モーツァルトの音楽を聞かせると、植物の生育が良くなるとか、
2本の植物を横に並べて1本の植物を痛めつけ続けると、
もう一本の方も生育が悪くなるとか。。。
状況証拠になりそうなお話はたくさん聞きます。
冒頭の写真を撮るとき、しばらくひまわりを見ていたのですが、
ひまわりの方も、私を見ていたのかも知れませんね。。。
これも古典SFです。。。