ハグロトンボ、発見!
緑色に輝く体。。。 これはオス。
お盆真っ盛りですね。
今日は迎え火の日ということで、こちら(岡山)では、故人に対してお供え物をしたり、お墓を掃除したり(留守参りと言います)します。
夕飯の時に、お供えもの団子をご相伴しました。
ここ岡山では、盆のことを「ぼに」と呼ぶ人もいます。
「ぼに」は『蜻蛉日記』上巻応和二年や、『うつほ物語』11巻初秋に記述がある様に、おそらく、大昔に使われていたお盆の呼び名です。
古語が今も生きている国、岡山。。。
お盆って何だろう?
余談ついでに調べてみると。。。
年に2回、初春と初秋の満月の日に祖先が子孫のもとを訪れて交流する行事がありました。
初春の行事はお正月のお祭りとなり、初秋の行事がお盆になったそうです。
お正月のお話は置いておいて、お盆には一連の行事があります。
(以下ウィキペディアを参照して構成しました)
■8月1日 釜蓋一日(かまぶたついたち)
地獄の釜の蓋が開く日です。
この日から、お墓参りやご先祖様を迎える準備を進めます。
(どうでも良いですが、ご先祖様たち、地獄に住まわれているのが前提?? ^^;;)
■8月7日 七夕 棚幡
故人をお迎えするための精霊棚と、その棚に安置する幡(ばん)(布でできた中国風 の旗のようなもの)を用意する日。7日の夕方から始めたため、七夕と言われる様に
なったとの事です。
七夕って、お盆行事の一環だったんですね。
■8月13日 迎え火
この日の野火を迎え日と言います。精霊棚のご先祖たちに色々なお供え物をします。
ここ岡山では、果物とかお菓子とかお団子とかお供えしていました。
故人が居なくなっている空のお墓の掃除をしたりします。(しました (笑))
「留守参り」と言います。
夕飯時に、妻のお母さんが、
「お墓が空だと知ったら、掃除する気が失せるから、何も言わない方が良い。」
と言っていましたが。。。この事だったんだぁ ^^;
■8月15日 お盆当日
■8月16日 送り火
この日の野火を送り火と言います。
ここ岡山では、川岸に小さい炎を灯してご先祖様を送ります。
都会の小さな核家族の暮らしでは決して体験できない「文化」が、ここでは生きています。
数百年も続いているご先祖代々のお墓が間近にあり、家には仏壇やたくさんのお位牌が有り、それを大事に守る人々がいます。
金箔の剥がれかけた古い位牌を指して、
「この古い位牌の方はどんな人?」と聞くと、
おばあちゃん(93)「そりゃあ、百姓だよ。ここらの人は普通の百姓しかいないよ。」
と笑って答えてくれました。
何百年、何千年。。。
延々と続く人々の営み。
いつかは自分も沢山のお位牌の一つ、お墓の一つになり、
そして、また何百年、何千年。。。
目もくらむ様な長い年月の中、生きている期間はその期間と比べたらほんの一瞬。。。
夕方「留守参り」をしてふと振り返ると、夕日が山に沈んでいきました。