飛行機から見た富士山です。
富士山はどこから見ても存在感があります。。。
最近、ネットのあちこちで、
「テレビドラマ「半沢直樹」が面白い!」
という声を聞きます。
ドラマは見逃してしまいましたが、原作ぐらい読んでおこうかな?
(我ながらミーハー。。。 (^_^;)
という訳で、読むことにしました。。。
オレたちバブル入行組
お。。。面白い!
これは、紛れも無いエンタメです。
主人公半沢直樹は、バブル期に銀行に入行し、今は大阪西支店融資課長。
支店長命令で、むりやり融資した会社が倒産。
全ての責任を押し付けようとする支店長。
組織ぐるみの陰謀に巻き込まれて絶体絶命の半沢だったが。。。
信念をねじ曲げる事なく、知恵と勇気で、障害をはねのけていく。。。
かれの口癖は、「基本は性善説。でもやられたら倍返し。」
その言葉通り、彼を陥れようとした上司達 他を次々と追い詰め、
どん底に叩き落とします。
勧善懲悪、昔の時代劇的な展開で、読者をスカッとさせてくれるお話です。
読み終わった後、ちょっとだけ勇気がもらえて、
明日も会社頑張ろう!!
っていう感じ(?)の、疲れたオジサン向けの娯楽小説なのかも知れません。
(良い意味でですよ (^_^;)
ただそれだけでこのお話が終わらないのは、
敵役の人々にも魂が込められている点です。
ラスボス(?)の彼は、家に帰ると普通のお父さんで、
可愛い娘、幼い息子がいたりして。。。
ああ、こいつ悪い奴だけど、もう許してあげようよ。。。
という気分になります。
日頃お疲れのサラリーマン諸氏に強くおすすめします。
(★★★☆☆ 星3つ)
オレたち花のバブル組
半沢直樹シリーズ2作目です。
前作が面白かったので、引き続きこの作品を読みました。
前作よりも人間関係が複雑で、スリリングな展開。。。
前作以上に面白い!!
半沢直樹は、営業部次長に昇進していました。
今回は、巨大損失を出した老舗ホテルの再建を押し付けられます。
前回の5億円が、今回は120億円にスケールアップ!
いつもの組織内の嫌がらせに加え、金融庁のボスキャラとの対決もあります。
今回の主人公は、半沢直樹に加えてもう一人、
同期入社で、優秀な人材だったのに、精神を病んでしまい失脚し、
出向させられてしまった近藤が、これも執拗なイジメに遭いながらも
自分を取り戻していくお話も並行して進んでいきます。
私は、半沢よりも近藤に共感を覚えてしまいます。
ラストのあの行動も含めて。。。(笑)
(★★★★☆ 星4つ)
このお話は、「ロスジェネの逆襲」へと続きます。
まだ文庫化されていませんので、読むのはもう暫く後になると思いますが、
電車の中でワクワク読めるシリーズがまた増えて、嬉しいです。