仕事が早く終わったんで、今日はちょっと長めに歩きました。
北千住から草加まで。。。大体8km。 所要時間2時間。
写真は荒川を渡った時のもの。
渡ってみると、荒川って大きくて大迫力でした。。。(アホな感想 (^_^;)
さて、今日は「エンダーズ・シャドウ」下巻の感想です。
(一回でやれよという声が聴こえてきそうですが(笑))
- 作者: オースン・スコットカード,Orson Scott Card,田中一江
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/11
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
もう、なんと言いますか、圧倒させられました。
「エンダーのゲーム」で 描かれた物語をもう一回、別のキャラクター(ビーン少年)の視点から描き直しただけなのに。。。
エンダーと少年たちのやり取り、セリフは「エンダーのゲーム」で描かれたものをそっくりそのまま書いてあるだけなのに、その時周囲の少年たちは何を思い感じたのかをきっちり描いてあります。
「エンダーのゲーム」を書いていた時にはこんな事を想定していた筈ないのに。。。
(いや、オースン・スコット・カードなら考えていても不思議ではないか。。。)
見事に破綻なく、映画「マトリックス」のワンシーンのように、
ぐるりと360度の映像を映し出す様に、描き切っているのは本当に見事です。
それにしても、ビーンの人生は過酷過ぎて、痛々しいものだっただけに、
ラストシーンには、不意を突かれました。
この時のビーンの内面が一切描かれていないのも、とても効果的だと思いました。
読者のイマジネーションが否が応でも高められてしまいます。。。
不覚にも、電車の中で、iPadを抱えながら必死に涙を堪(こら)えている不審なオジサンを演じてしまいましたよ。。。 (^_^;
「エンダーのゲーム」が好きな方は、必見の作品です。
完成度としては。。。星4つ半。
(半分マイナスしたのは、ビーンが余りにもスーパーマン過ぎたから。。。)
(★★★★☆ 星4つ半。)