この前のお花見の帰り、社長がみんなで食べようと、椿山荘でお土産に
大きなバームクーヘンを買ってきました。
社長「みんな(5人ぐらい)で分けて食べるから、何か切るものを買ってきて。」
Sくん「えっ?!」
私「手でちぎって。。。って訳にはいきませんねぇ (^_^;」
事務所には、こんなものを切り分ける様な道具は有りません。
S「何処かに無かったでしょうか?」
私「さあ。。。 果物ナイフって何屋さんで売っているんだろう?」
S「やっぱり、金物屋さんですかね?」
私「そんな店、イマドキ無いんじゃ。。。? コンビニとか。。。
あ!「ボンナイフ」なら文房具屋さん? (ソンナノデキレルカ?? (^_^; )」
S「ボンナイフって何ですか?」
私「えっ? 知らないの?!」
S「はい。。。」
私「う〜ん、確かに最近見ない様な気はするけど。。。」
果物ナイフの方は、小さな金物屋さんが近くに有るのを発見して無事に良い感じの
ものを購入できたのですが。。。
「ボンナイフ」の件が気になって仕方ありません。
事務所に帰って、みんなに聞いてみると。。。
若い人は誰も知りませんでした。(まあ、想定の範囲ですが)
私よりも5才年上の常務(愛媛出身)なら、いくら何でも知っているだろうと
聞いてみると、驚いたことに「知らない。」と言われてしまいました。
ダメ元で社長(私の父位の年齢)に聞くと、やっぱり「知らない。」という返事。
ボンナイフとは、↑これの事。
鉛筆削り用の小さな、カミソリの様によく切れるナイフでした。
調べてみるとこのナイフ、関西では「ミッキーナイフ」、関東では「ボンナイフ」と
呼ばれていたそうです。
ミッキーナイフは、実際にミッキーマウス(偽モノ(笑))が描かれていて、
後に訴訟になったとか。。。(苦笑)
ボンナイフの由来は、昭和35年に、ナイフを持った少年が殺人事件を起こして
社会問題になり、それがキッカケになって子供にナイフを持たせないようにする為に
普及した製品だったとのことです。
こんなのも有りましたが、私が持たされたのは、
冒頭の金色の刃をしまえるタイプ奴でした。
ちなみに、禁止されたナイフとは「肥後守」と言われていたもの。
文学作品に良く登場してはいるものの。。。
どんなモノだったのかはイメージできていませんでした。
こんな感じ。結構迫力あります。
「肥後守」って彫ってありますね。これは確かに武器になりそう。。。
「危なくない」ボンナイフでしたが、刃物である事には変わりません。
小心者だった私は、当時かなりドキドキしました。 (^_^;
でも慣れてくると、ボンナイフの金色の紙を抜き取って、
刃を回転しやすくして、親指でパチンと弾いて刃を素早く「カシャっ!」と
入れる遊びが男子の間に流行ったものでした。
(いつの時代も男子はアホなんです。。。(^_^;)
それにしても、どうしてみんなボンナイフを知らなかったんでしょう。
「ボンナイフ」の時代って短かったのでしょう?
それとも「ボンナイフ」って言葉は一種の方言で、
「ミッキーナイフ」っていうのが、メジャーな呼び方だったって事なんでしょうか?