以前。。。と言ってもかなり前ですが、曲がった剣というお話を書きました。
どうも私は、何といいますか。。。
今から思うと、かなりの負けず嫌いだったみたいで、しかも妙な知恵(悪知恵?)が
有るものですから(褒めていないです(苦笑))、勝つために手段を選ばない的な行動に出る事が良くありました。
今日も、そんなお話です。。。(シリーズ化するのか? (^_^;)
小学3年生ぐらいの頃だったでしょうか?
当時の私は、何故か鉄棒にハマッていまして、毎日毎日休み時間になると、
友達と一緒に鉄棒に向っていました。
鉄棒ばっかりしていたせいなのか、球技はからっきしダメでした。
ボールの遠投では、学年で下から2番目という、ある意味オイシイ順位でしたし、
野球は訳有って全く嗜まず、ルールも知らない状態でしたし、
バレーボールとかドッジボールも全く。。。あ、いや。
すばしっこかったせいか、ドッジボールでは良く最後まで逃げまわって生き残っていましたが。。。(笑)
まあそれはともかく、球技という球技は全く不得意な小学生でした。
(今でもそうなのですけど (^_^;)
体育で「ポートボール」の授業が行われました。
ポートボールとは、バスケットボールみたいなルールですが、ゴールが網(?)ではなくて、台の上に立っている人(確かゴールマンと呼ばれていた(笑))にボールを渡すと得点できるというようなゲームでした。
後に、私は人並み外れたジャンプ力(垂直跳び72cm ! )を獲得して、
無敵のゴールを遮る人「ガードマン(笑)」として名声を轟かせる事になるのですが。。。
(ちょっとオーバーな表現。しかも既に球技じゃなくなっているし(笑))
小3の当時は、無力な少年でした。
ボールを扱うのが下手くそですから、ロクにドリブルもできず、
パスも下手で、どこに投げたら良いのかオタオタばかりしていました。。。
類は友を呼ぶのか、私の周りのメンバーも似たり寄ったりで、
クラスのイケメンのスポーツマンっぽい人が居るチームに手も足も出ない状態でした。
悔しいな。
何とか勝てないかな?
いや、勝てなくても良いけど、せめて一矢報いる事はできないかな?
私は一所懸命考えました。。。(いや、もっと練習しろ (^_^;)
ポートボールには、5秒ルールというのが有って、一人の人がボールを5秒以上持っているとファールになるというのが有りました。
そうだ、これだ!
これなら行ける!! (何が? (^_^;)
私はチームメイトを集めました。
私「いいか? これから作戦を授ける。。。」
皆「えっ!?」
試合が始まりました。
いつもの様に、ボールはすぐに相手に渡ってしまい、
イケメンスポーツマンの手に。。。
彼は機敏な動きで、私達をかわしながら、ゴールに向って軽快なドリブルで
進んでいきました。
いつものパターンです。
こうなると、彼を止める事はほとんど不可能です。
いつもなら、ゴールが決まるシーンでした。
私「今だ!」
皆「え〜。。。やるの?」
私「やろう!!」
私は、イケメンスポーツマンの前に立ち塞がりました。
彼は、涼しい顔で私をかわそうとしたのですが。。。
私は、チームメイト(二名)と素早く手を繋ぎ、
彼を中心に大きな人の輪を作りました。。。
彼「え?!」
それでも、彼は何とか包囲網を脱出しようとしましたが、
私はこの人の輪を急速回転させて。。。(まるで「かごめかごめ」の様に(笑))
彼の動きを阻止しました。。。
余りの事に、彼はボールを持ったままどうする事も出来ず。。。
5秒が経過して
ピー!
という笛が鳴り響きました。
ファール成立です。
やった! (。。。さ、最低だ (^_^;)
こうして、念願の「一矢報いる」事が出来、しばらくはこの「かごめ作戦」が
猛威を振るう事になったのでした。。。(笑)