久しぶりの「たまクラ」です。
(あんまりやらないと、(本人も含めて)忘れられてしまいそう(笑))
今日は、ラヴェルの「ピアノ協奏曲ト短調」から始まるお話です。
ラヴェルと言えば、真っ先に浮かぶのは恐らく、「ボレロ」や「展覧会の絵」、
「ダフニスとクロエ」や「スペイン狂詩曲」でしょう。
これらの曲もいずれこの「たまクラ」で取り上げていきたいと思っていますが、
今日は「ピアノ協奏曲ト短調」です。
先ずは、どうぞ♪
ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門優勝/萩原麻未/第3楽章 - YouTube
いかがでしたでしょうか?
ピアノの心地よい速弾き、非常に複雑に絡み合う音、楽器。
それでいて「音楽」としての調和はしっかりコントロールされている感じ。
実に見事な曲だと思います。
ウィキペディアより引用。
ピアノ協奏曲ト長調について、ラヴェルは、モーツァルトおよびサン=サーンスの協奏曲がそのモデルとして役立ったと語った。彼は1906年頃に協奏曲『Zazpiak Bat』(「バスク風のピアノ協奏曲」。直訳だと「7集まって1となる」というバスク人のスローガン)を書くつもりであったが、それは完成されなかった。ノートからの残存や断片で、これがバスクの音楽から強い影響を受けていることを確認できる。ラヴェルはこの作品を放棄したが、かわりにピアノ協奏曲など他の作品のいくつかの部分で、そのテーマとリズムを使用している。
そう言われてみると、確かにモーツァルトやサンサースを連想させられる様な。。。
でもしっかりラヴェルの音楽に消化されている感じがします。
ところで、34秒目、3分3秒目辺りのフレーズ。。。
どこかで聴いた事があるような気がしませんか?
(。。。若い方には難しいかも。 また年代が。。。(^_^;)
伊福部昭という作曲家をご存知でしょうか?
伊福部昭さん(大正3年(1914年)〜平成18年(2006年))は、北海道生まれの
日本を代表する作曲家でした。(今年で生誕100周年かぁ)
詳しい事はウィキペディアを見ていただくとしまして、ざっと説明すると、
当時最新の西洋音楽を学び、日本にもたらし、自らも楽曲を作曲し、
海外でも認められる才能を示しました。
作風は、日本古来の メロディー使ったり、禁則とされる和声を無視して大胆に使うなど、型破りのもので有ったそうですが、それが世界的な評価に繋がった様です。
戦後は、作曲を続けると同時に映画音楽の製作に取り組み、数々の名曲を残しました。
もうお分かりですね。。。(笑)
そうです、彼の代表作は「ゴジラ」の音楽です。(だと思います)
彼は、ラヴェルが好きだったそうです。
あまりにも有名な「ゴジラ」のフレーズとして知られているあの曲は、
ラヴェルのピアノ協奏曲ト短調のフレーズだったんですね (良いのか? (^_^; )
伊福部昭さんの音楽は、刷り込みかも知れませんが、
今聴いてもとても、ワクワクさせられます。
独学なのに、これだけの実績を残されたということで。。。
余りこの言葉を使いたく有りませんが、やっぱり「天才」だったのでしょう。
彼の音楽を「クラシック」と呼べるのかどうかは自信が無いのですが、
このシリーズには是非入れてみたかったのでした。
(オマケ)
母に連れられて、初めて観た映画は、ゴジラでした(笑)
↑「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」これこれ(笑)
ミニラって。。。(^_^;
観たのは私が何歳ぐらいの時だったのかな?
大熱狂して観た覚えが有ります(笑)