shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

父が倒れたとき。。。(追記あり)

部下A「お客さんからもらった資料がめちゃめちゃで、データ集計ができません!」

私「えっ?」

部下B「こっちの調査結果、多すぎて今日中にまとまりません!」

私「ひぇ〜!」

部下C「この画面で、登録して同じデータの一部を修正して、

   その後一部を取り消ししたとき

   どういう挙動をするのが正しいか教えてください」

私「?? え、えっと。。。それはね。。。」

 

昨夜22時半頃。

何故かにわかに仕事が盛り上がってしまい、四苦八苦していた時、

私の携帯が鳴りました。

私の両親の家からでした。

 

「はい、もしもし?(こんな時間にどうしたんだろう?)」

「。。。今、どこ?」

「ああ。お母さん。まだ会社だけど、どうしたの?」

「あのね。。。 お父さんが具合悪くなって」

「えっ?! ど、どうしたの!?」

「何か、気分が悪くて、吐き気がして、青い顔をしているの。

 それに、立ち上がれなくなってしまって。。。

 どうしたら良いのかなぁ?」

「ええっ! そ、それは大変じゃない!? 頭痛は? 意識は?」

「えっと。。。(話し声) アタマ、少し痛いって。」

良かった。意識はあるみたいだ。。。

「すぐに、救急車を呼んでっ! 早くお医者に診てもらった方が良いよ」

「ああ、分かった。そうするよ。」

電話は切れました。

 

呆然としている私に、部下たちが寄ってきました。

「どうしたんですか?」

「何か有ったんですか?」

「いや、ちょっと、ちょっと父親が倒れたみたいで。。。」

「大変じゃないですか! 早く帰ってくださいよ」

「でも、仕事が。それに余り力になれそうに無いし。。。」

 

話をしているうちに、頭が回ってきました。

今から帰れば、ギリギリ実家に行ける。

 

よし。帰ろう。

 

電車に飛び乗って、妻と弟にメールを打ちました。

今の状況。

とりあえず、私が実家に行ってみること。

でも、救急搬送されているだろうから、会えないかも知れないこと。

何か分かったら、連絡すること。 等等。。。

 

しまった。。。

母に、病院に着いたら連絡するように言っておけば良かった。。。

母は携帯を持っていないので、家を離れると、こちらから連絡のしようが有りません。

 

すかさず、妻から返信。

「了解、今から車を出します。 ゲルググ出るぞ!」

(こんなときに、シャア大佐か (苦笑))

 

弟からも返信。

「今から向かいます。家で呑んでいたので、タクシー使います」

 

。。。みんなフットワークが軽いこと (^_^;

 

夜中の12時ごろ、実家の最寄り駅(都内唯一の無人駅。)に到着。

懐かしい道をたどり、実家へ。

 

妻が既に到着していましたが、案の定、家には誰もいません。

妻が持ってきた実家の鍵を使って家に入りました。

間もなく、弟が合流。。。

久しぶりに兄弟が揃いました。

 

弟「どうしよう?」

私「どこに搬送されたのか分からないと、どうしようもないね」

弟「来る時に、N病院(地元の大きな病院)に電話してみたけど、

  搬送されていないって言われた。」

私「そっか。。。」

 

こういう時、どうしたら良いんでしょうね?

 

妻「あんた、着ているものを今から洗濯して、この家で夜明かして

  明日ここから出社したら?」

私「ど、どうして? 嫌だよ。。。」

妻「お母さん、帰ってきたときに安心するよ。きっと」

私「で、でも。。。」

弟「消防署に電話してみたら?」

私「うん。」

 

最寄りの消防署に電話してみました。

 

私「あの。。。22時過ぎに、救急車を呼んだものの子供なのですが、

  連絡が取れなくて、どこに搬送されたのか分かりませんか?」

消防署の人「ああ。すみませんが、こういう事って、教えてはいけない事に

      なっているんですよ。個人情報保護の関係で。。。

      申し訳ないけど、連絡があるまで、待っていて頂けませんか?」

私「ああ。。。(やっぱり) そうなのですか?

  分かりました。では、待つことにします」

 

個人情報保護。。。

分かるけど、もうちょっと何とか出来ないんでしょうか。。。?

 

冷蔵庫を開けて、麦茶をのんだり、

空腹を癒すため、バナナを食べたり、

話をしたりして、時間をつぶしました。

 

12時半が過ぎ、1時が近づくころ。。。

私「今日は帰ってこないかも知れないね。

  みんな、明日も有るし、ひとまず帰ろうか?」

 

書き置きを作って、帰ろうかと話をしている所、ドアがガチャガチャ鳴りました。

 

「あ! 帰ってきた!?」

 

ドアを開けると、母と、父が入ってきました。

意外に父は元気そう。。。(?)

 

んん??

 

母「CTスキャンを撮ったけど、異常無いって。。。

  耳なんじゃないかって。」

私「ああ! 三半規管?!」

母「うん。。。 明日、診てもらう事になった」

私、弟「よ、良かったぁ!! 大した事なさそうで。。。」

 

今日の検査の結果、耳も特に問題無いようで、ストレス?とか言われたそうです。

とりあえず、ホッとしましたが、気づかないうちに両親も随分と歳をとってしまったなぁと実感させられた事件でした。

 

家に帰った時に、みんなが居た事がとても嬉しかったらしく、

母は後から何度もありがとう、嬉しかったと言っていました。

 

 

妻「ほら。だから、泊まれって言ったのよ。」

 

 

 

(おまけ)今回の反省点

両親と離れて暮らしている時に意識すべきこと

 

1.救急搬送されたら、こちらから連絡先を調べる術はありません。

2.普段から、両親に携帯電話を持たせるべき。

3.両親に何か有ったら、ともかく駆けつけるべし。

  一緒にいる事はとても重要です。

4. 健康保険証のケースにテレホンカードと緊急連絡先として家族

 (息子・娘の勤務先)の名刺を入れておくべし。

 ※待合室・電話ボックスにはテレホンカード対応の電話が

  常設されているはずです。

  (携帯電話が制限されていた時の対応です)

5.付添人は搬送された方が検査・集中治療室に入ったならば

  すぐに家族と連絡をとるべし。

 

オジサン (id:hateoji68)さんから貴重なアドバイスを頂き、

4.以降を追記しました。ありがとうございました!

 

みんな、いつまでも元気なら良いんだけれど、残念ながらそうは行きません。

いざという時困らないためにも、準備ってとても大切なんだと、今回痛感させられました。