忘れた頃にやってくる「たまクラ」。
今晩は、メンデルスゾーンのお話です。
メンデルスゾーンの音楽をご存知でしょうか?
う〜ん。
名前は良く聞くし、覚えているんだけど、
どういう曲?と言われると、思いつく曲がなかなか出てこない人です。
(私にとってはですけれど。。。)
でもそんな事は有りません。
「メンデルスゾーン、分からないなぁ」
という方々でも、絶対に知っていると思われる曲がコレ。。。
結婚行進曲ですね。
幼稚園児でも知っている曲でしょう。。。
(ユージン・オーマンディにフィラデルフィア管弦楽団かぁ。鉄板ですね。)
幼稚園児といえば、私が幼稚園児だったころ、友人(女の子)と
連れ立って歩いている時に良くいじめっ子達に、
この曲ではやし立てられたものです(苦笑)
(余談ですが)結婚行進曲は、この他にもう一曲、
ワーグナー作曲の有名なものがあります。
私はこの曲はちょっと軽薄な感じがして余り好きではなく、
どうせなら、メンデルスゾーンにしてくれと思っていました (^_^;
(ゴホン)話を戻しましょう。。。
メンデルスゾーンは、1809年〜1847年に生きた偉大な作曲家です。
モーツァルトが亡くなった後に生まれて。。。38歳で亡くなりました。
この方も短命で、早熟でした。
6歳で音楽を習いはじめ、9歳の時に初めての演奏会を開いています。
12歳〜14歳の間に12曲の交響曲を書き、
17歳の時に、この「真夏の夜の夢」の序曲を作曲しています。
メンデルスゾーン/劇音楽「真夏の夜の夢」序曲Op.21 - YouTube
この曲も良く演奏される曲ですね。17歳って。。。(汗)
そして、超有名な結婚行進曲は、彼が32歳の頃の作曲です。
さて、真夏の夜の夢のお話に入りましょう。
この作品は、シェイクスピアの戯曲が元になってます。
お話自体は。。。う〜ん (^_^;
まあ、ざっとまとめてしまうと(乱暴だぁ(笑))
いがみ合っているカップル(AとB)と、恋しあっているカップル(CとD)と、
親が決めたCの許嫁(E(男))と、Eに恋する女の子(F)がいるんですよ。
(もう面倒臭くなってきたぞ (^_^;)
で、ワルプルギスの夜、妖精の森へ行って何故か寝こんでしまうのです。
妖精の森のイタズラな妖精「パック」が、
キューピットの惚れ薬を彼らのまぶたに塗ります。
この惚れ薬を塗られると、目覚めた時に初めて見た異性を恋するんだそうです。
目覚めた彼らは、グチャグチャな組み合わせになってしまうのですが。。。
最後は有るべき(?)ペアになって、めでたしめでたしという。
そんな感じの話です。(ホントか?? (^_^;)
メンデルスゾーンの楽曲は、美しく幻想的で、そこはかとなく気怠さが漂います。
まさに「真夏の夜の夢」という感じです。
この表題は日本オリジナルで、原題は「Midsummer Night's Dream」といい、
厳密には、「真夏の夜の夢」ではなく、「夏至の頃の夜の夢」とか、
「ワルプルギスの夜の夢」とかそんなニュアンスらしいのですが、
私はこの「真夏の夜の夢」という語感がこの曲に合っている様な気がします。。。
(刷り込みかも)
まだまだ続く熱帯夜の日々。。。
たまにはクラシック、こういう曲をぼんやりと聞くの良いかも知れませんよ。