ローマ法王が、「子どもを叩かなければならない事があるが」と発言をして、
物議を醸しだしている今日このごろですが。
娘(中2)の学校から、こんな調査票が届きました。。。
「体罰にならないもの」の例がかなり微妙ですが。。。^^;
いやぁ〜 面倒くさい世の中になってしまったなぁというのが正直な感想。
息子(小5)の先生は毎年変違うのですが、、みんな毎年「発病」して、登校して来なくなり、
「お前のクラスは、ハリー・ポッターの闇の魔術に対する防衛術クラスか?」
とツッコミたくなってしまう有り様。。。(あ、今年はまだ大丈夫だけど。。。苦笑)
娘(中2)の部活の先生も、ちょっと病みかけている感じで、
エキセントリックになる事が多いらしく、娘は先生が登校拒否にならないように、
ヒヤヒヤしながら腫れ物に触る様な対応をしている模様。。。(苦笑)
思い返すと私は、毎年良い先生ばかりに当っていた感じで、
とても充実した学校生活を送っていたので、今の子どもたちが可哀想に思えてきます。
今の先生達は「体罰」を厳しく封じられていますから、
当然、生徒達に手を上げる事はできません。
子どもたちも、それが分かっているんでしょうから、
先生を恐れる事は無くなるんでしょう。
そうなると、先生達は別の方法で授業を維持して行かなければならなくなる訳ですが
それはとても難しい事。。。
大学時代、塾の講師をしていましたが、クラスのみんなを勉強に集中させるのは
やっぱり難しかった思い出があります。
何か子どもたちの興味を引く様な話題から入ったり、生徒達に話をさせたり、
いつもと違うアプローチで授業を始めたり。。。
まあ、色々工夫をしましたが、
でも、どうしても授業に集中しない子がいたりして。。。
そういう時には、何度目かの注意の後、その子に
「いい加減にしなさい。みんな塾に勉強しに来ているんだよ。
キミが騒ぐとみんな勉強出来なくなってしまうじゃないか。
これ以上言ってもやめないのなら、言葉が通じない動物と一緒だ。
動物の様に扱うしかない。。。
今度やったら、ブン殴るぞ!!」
とか言ったりして。。。(^^;)
大抵はここまで言えば収まるものの、それでも止まらない生徒もたまにいて、
そういう時は剣道で鍛えた必殺技。。。
細心の注意を払って、ちょっと痛いけど怪我はしないぐらいの打撃(苦笑)を
与えたりもしました。。。(汗)
生徒「やれるもんなら、やってみ。。。」
パンッ!!
生徒「あっ!?」(頬を抑える。)
(書いてて恥ずかしいというか、情けなくなりますね。)
(4年務めて、3人ぐらいだったかな。彼らどうしているかな。。。)
先生と生徒の間には、多分、ある程度の「緊張感」が必要なのだと思うんです。
緊張感が切れてしまえば、学級は崩壊してしまいます。
「体罰」という切り札が使えない今の先生方は、本当に大変だと思います。
ちょっと何か有れば、両親が学校に押しかけて猛烈にパッシングされてしまいます。
うちの子供達の先生達がこの有り様ですから、
きっと精神を病んで学校に来れなくなる先生は全国に急増しているに違いありません。
私は良い先生ばかりに当たったと、ついさっき書きましたが、良く思い出してみると
現代だったら、「体罰」っぽい仕打ちはかなり受けていた様な気がします。。。
教科書を(全部)忘れた生徒(つまり私 ^^;)を、教室の後ろに一日中立たせた。
宿題を忘れた生徒(これも私。)を、授業中ずっと廊下に立たせた。
技術家庭の授業で、忘れ物をした子(これも(汗))の手のひらを広げさせて、
長い木の棒で叩いた。(これは激痛です!)
修学旅行の夜、いつまでも寝ない生徒がいたので(これは私じゃない ^^;)、
部屋の生徒全員、「連帯責任」で、廊下に出されて1時間正座させられた。
(おかげで、「連帯責任」という単語を覚えました(笑))
まあ、どれもこれも仕方ない事のような気がしますが。。。 ^^;
そんな仕打ちを受けても別に先生を恨む事もなく、
楽しく学校生活を送っておりました。
「体罰」が普通に行われたあの時代と、すっかり「体罰」が影を潜めた現代。。。
どちらが、幸せなのでしょうね。。。?
(今日は、いつになく「社会派」っぽいシメでした(笑))