まさかの(?)連投です ^^;
最近では、通勤中はもっぱら電子書籍を読んでいる事が多いのですが、
最近アタリが多い感じです。
という訳で、今回は古典部シリーズ最新刊の感想です
今回は、短編集です。
・箱の中の欠落
・鏡には映らない
・連峰は腫れているか
・わたしたちの伝説の一冊
・長い休日
・いまさら翼と言われても
以上の6編が収められています。
いくつかは、このブログでも紹介しましたね。
実際未読は「いまさら〜」だけだったんですが、
全体を通して読むと実に内容が詰まった良い本に仕上がっていると思います。
「いまさら翼と言われても」は、千反田えるのお話です。
これまであんまり人間っぽくなかった千反田さんですが、
今回は感情を見せてくれます。
お話を描く時、主役というかいわゆる「いい子」キャラって、描いてみると実は難しいって事があります。
「いい子」であればあるほどに、個性が無くなってしまって、人間味が感じられないスカスカのキャラになってしまうんです。
と、大昔の創作サークル時代の事を思い出してしまいましたが。(苦笑)
千反田えるって、そういう超人的なキャラクタに近い存在だと思っていたのですが、
今回は良い感じで人間らしさを取り戻しました。
こうなってくると、ますますこの先に期待ができそうです。。。
このシリーズ、とてもペースが遅いので、次が何年後か分かりませんが、
「高校卒業まで描く」とおっしゃっているので、気長に見守りたいと思います。
続きが楽しみです。