冬アニメで、「四畳半神話大系」を再放送したのを観てとても感動しました。
これは「夜は短し歩けよ乙女」を観るしかあるまい。
と、見事に企画側の意図にハマった感じで、行ってきました。
封切り初日のレイトショー。。。
いつもガラガラな映画館なので油断していたら、席が殆ど埋まっていてびっくり。。。
見渡すと、会社帰り風の人とカップルが多かったです。
そういう映画なの??
と思いつつ、前の方の通路側の席に。。。
(どうでも良いんですが、通路側の席が落ち着くんです。私。 ^^; )
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/12/25
- メディア: 文庫
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この「夜は短し歩けよ乙女」という小説。
表紙の美しさと評判につられて一度読もうとした事があるのですが、
あまりの高密度な文章に挫折する事、数回。。。
今回がほぼ初見になります。
ものすごい密度のテキストで。。。私にはなかなか敷居が高い方です。
でも「四畳半神話大系」では、それを上手く活かして素晴らしい作品にしていました。
アニメ化するのは同じ人達なので、今回も期待せずにはいられない。。。
で観た訳なのですが、
ものすごいパワーに圧倒されました。
これは凄いや。。。
芸術的に美しい画面、原色が沢山使われていて目がくらみそう。。。
ストーリーもぶっ飛んでいる上に、これでもかと詰め込まれていて、
ジェットコースタームービーです。
テンポも恐ろしく速い。。
ファンタジーです。
「ふしぎの国のアリス」を彷彿させれらます。
これって、全部一晩に起きた事?!
これだけの情報量をよくぞ90分に詰め込みました。
主人公の乙女役の花澤さんの元気でまっすぐで澄んだ声が心地よい。
作品にぴったりはまってます。
楽しい!!
映像美と合わせて、夢の様な作品に仕上がっています。
何故か記憶が曖昧で、順を追って色々と書けないんですが、印象に残ったのは。。。
机にジョッキを「ドン」と置くと、机の上のモノが軽く飛び上がったり、
お酒を呑んだり、食べたりする時に喉からお腹にかけて、
ぼよ~んと膨らんだり、
「詭弁踊り」とか。。。 ^^;;
一昔前の漫画の様な表現が妙にハマっていて面白い。。。
ロバート秋山さんの「パンツ総番長」にびっくり。。。
素晴らしいです。歌が笑える程上手。。。
要所に四畳半神話大系のキャラが出てきて。。。予習しておいて良かった。。
始まってからすぐに怒涛の様にストーリーが展開され、
美しい映像のシャワーを浴び、
花澤さんの声に癒され。。。。
本当に夢の様な作品でした。
ただただ圧倒された90分で、後で思い出そうとしても、
詳細な事はぼんやりとしてして思い出せず、
ただただ清々(すがすが)しく夢の様な時間だったなぁという感じで。。。
(おかげで、感想文もこんな有様ですよ(苦笑))
後で聞いたところ
乙女が先輩に惚れる所が、ちょっと原作から削られているらしく、
確かに言われてみると、その辺の所は微妙に弱い様な気もしますが、
映画全体としてみたら、まあ、良いんじゃないかと。。。
(後で原作見てみよう。。。)
私的には大満足な映画でした。
ひょっとして、これって世界に誇れる作品なのではと思ったりして。。。
「四畳半神話大系」が好きな方、「有頂天家族」が好きな方は勿論ですが
(言われなくても観ますよね)ファンタジックで楽しい作品をお探しの方々にオススメな作品です。
もう一度、今度は、ニセ電気ブランや赤玉ポートワインを呑みながら、
ほろ酔いで観たい作品です。
(ニセ電気ブランって何処で売っているのかな? ^^;)
これは電気ブラン。。。
浅草で呑んだ事がありますが、結構好きです。
ラ・タ・タ・タム―ちいさな機関車のふしぎな物語 (大型絵本)
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これ、読んでみたいな。。。