写真が余り美しくなくてスミマセン(汗
今日のお昼、妻がヨーグルトにキューイフルーツを混ぜたものを作ってくれました。
「これを、夕方のオヤツにしなさい。」
「おお! 美味しそうだね。」
私は、ヨーグルトもキューイフルーツも好きなのです。
小学生の頃、学校で何故かキューイフルーツの木を購入しませんか?というプリントが配られました。
当時キューイフルーツって食べた事もなくて、何なのかも知らなかったのですが、育ててみたいと両親に相談した事がありました。
理由は忘れましたが、この企画はボツになったのですが、その頃初めてキューイフルーツを食べました。
特有の酸っぱさと、タネのブチブチ感が物珍しくも美味しく感じられ、それ以来キューイフルーツが好きになったものです。
最近妻もキューイフルーツの美味しさに目覚めた様ですが、子どもたちは何故か苦手で、我が家ではキューイフルーツを独占できる立場にあるのです(笑
(ここまで読まれて、オチをご存知の方々! もう少し我慢です(苦笑 )
夕方。。。
私は冷蔵庫から、いそいそとヨーグルトの容器を取り出して、自分の分として半分程皿に取り分けました。
「いっただきま~す!」
スプーンで掬って口に入れました。
・・・・・・ん??
予想と違う感じがします。
気のせいか??
もう一口。。。
・・・・・・んんっ?!
口いっぱいに違和感が広がりました。。。
何だこの味は?!
食べた食物の味が予想外だった時、人はすぐにその味を認識できないものです。
例えば、ほら! コーヒーに砂糖の代わりに塩を入れた時とか、アイスコーヒーに牛乳を入れたつもりが、飲むヨーグルトだった時とか。。。 ^^;
何だこの味は??!!
にがい。。?
いや、すごく苦いっ!!
予想していた甘さとか酸っぱさは全く感じられず、その代わりに口いっぱいに広がる苦味。。。
ゴーヤをより苦くした様な苦さ。
食べ物の味ではありません。
悪くなっているのか??
いえ、悪くなった味ではありません。
ただただ苦い。。。
こ、これは多分、ヨーグルトとキューイフルーツの成分の何かが化学反応を起こしたんだろうなぁ。。。もしくは妻に毒を盛られた? いやいや ^^;
と思いつつ、貧乏性の私は食べていけば慣れるかもとか思って、結局割り当てられた半分量のキューイヨーグルトを無理やり食べてしまいました。
食べ終わった後、ただただ苦さだけが残って。。。なんでこんなに食べちゃったんだろうと少し後悔しました ^^;
どうしても理由が知りたくて、食べ終わるとすぐにネットを検索しました。
ありました!
例えばミルクシェイクなどをつくるとき、パイナップル、パパイヤ、メロン、キウイフルーツなどにはご用心。
いかにも合いそうな気がしますが、それぞれの果物には、ブロメリン、パパイン、ククミシン、アクチニジンというたんぱく質分解酵素が含まれています。
この酵素が牛乳中のたんぱく質を苦みのあるペプチドに分解するため、果物の熟れ具合にもよりますが、混ぜた直後から30分くらいたつと苦みが出てきてしまうのです。(ヨーグルトでも同様)
ああ、「パパイン」は、生物の時間に習った事があります!
タンパク質の分解酵素ですね。
「アクチニジン」というのが、キューイフルーツに含まれる酵素だそうです。
対応としては、この酵素の活性を無くするため、加熱する(煮る)か、はちみつでコーティングするか、すぐに食べるかだそうです。。
いや〜 いくつになっても、勉強する機会は有るのですねぇ。。
妻にも是非この感動を味わって頂こうとしたのですが、調子に乗って全部説明してしまいました ^^;
「せめて、味だけでも見てよ〜」
「仕方ないわねぇ。」
妻は、ヨーグルトに箸を突っ込んで、ちょっとだけなめて、顔をしかめると、
すぐに流しに流してしまったのでした。