先週言っていました「大物」がついに発芽しました!
オペルクリカリア パキプスです。
知らない方にとってみれば、不思議な呪文のような名前「オペルクリカリア パキプス」。
マダガスカル原産の灌木です。
成熟した株でも1m程度の高さにしかならず、幹はずんぐりどっしりした姿に成長します。塊根植物の王様と呼ばれています。
マダガスカルの現地で採集された親株は、税関の関係で土を落とし根を切られた姿で輸入されてきます。
その株を養生して発根させるのですが、それまでに死んでしまう株が多く、人気も有るために、立派な親株は非常に高価です。(50〜80万円ぐらい?)
もちろん私はそんな株には手が出せないのですが、種子なら1粒5〜700円ぐらいなので、何とかなります。。。
というわけで、春の種まきの総仕上げ(?)に、このオペルクリカリア パキプスを撒いてみる事にしました。
種を撒いて6日目。。。
ついに発芽しました!!
実はオペルクリカリア パキプスの実生は結構難易度が高くて、
今年は初挑戦という事でダメ元で撒いてみたのでしたが。。。
奇跡的に発芽しました。
まあ、まだしっかり根が張れていないので、このまま枯れてしまう可能性も低くないと思うのですが、何とか生き残って欲しいものです。
オペルクリカリア パキプスの実生は難易度が高いと言いました。
ネットを調べてみると、様々な工夫が見つかりました。
・種が硬いので削ると良い。
・種が硬いのでキッチンハイター液に20分程つけて、種皮を柔らかくすると良い。
・自然界では何もしなくても発芽しているので、種皮を削ったり溶かしたりする必要はない。
・高温を好むので30℃ぐらいに保つのが良い。
・光を好むので、土をかけずに土の上に撒くのが良い。
・光を好まないので、少し土に埋めるのが良い。
などなど。。。
インターネットが普及した世の中って、幸せだなあと思いつつ。。。
どれを信じたら良いんだか分からなくなります(笑)
自分で考えて、今回は↓を採用しました。
・自然界では何もしなくても発芽しているので、種皮を削ったり溶かしたりする必要はない。
・高温を好むので30℃ぐらいに保つのが良い。
・光を好むので、土をかけずに土の上に撒くのが良い。
いつものように、キッチンペーパーに種を並べて、
メネデールとベンレートの混合液を霧吹きでふりかけます。
ペーパータオルをZiplockに入れて、窓際に置きます。
今回は30℃を保つため、ヒーターマットを使いました。
カビが生えるのを防ぐため、毎日ペーパータオルは交換しました。
種子に果肉が付着していたので、きれいに取ったりしました。
そうやって毎日様子を見ていると、6日目。。。
一つの種子から白い根が出ているのを見つけました。
根が出た種子を土に撒いたのが、冒頭の写真になります。
このまま育ってくれるでしょうか?
また、まだ発根していない種子たちからも発根するものが出てくれると嬉しいのですが。。
灌木系は初めてなので、ドキドキです。