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shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

コピー時代(妖精館物語 4/15)

思い出 妖精館

 サークル妖精館の会誌「FAIRY」は、3ヶ月に1回、発行されました。

このテンポは、始めの頃は進歩くん個人の熱意によって、

後には会そのものの勢いによって、会の終盤には「習慣」によって、

ずっと維持されてきました。

創刊からその終わりまで。。。

20年以上もの間、このテンポを殆ど崩す事なく会誌は発行されました。

この律儀さは特筆すべきもので、サークルの「美点」と言っても良いでしょう。

 

 初めの2年間の会誌は、創刊号の時と同じ様に、

原稿を2枚セットでコピーして、それを2つに折って束ねて

ホッチキス止めをして、本の背に黒いテープを貼った「本」でした。

「袋とじ」っていう技法です。

一緒に作業した私でしたが、初めはどうしてもこの物体が「本」だと認識できませんでした。。。(ただの「コピー」じゃんって。。。(笑))

 

 2年の間に、会が少しづつ大きくなってきました。

学内のメンバーはサッパリでしたが、雑誌に送った紹介文が掲載されたりして

ぽつりぽつりと会の人数が増えてきました。

(進歩くんが受付をしていたので、詳しくは知らないんですが、

 「ぱふ」や「LaLa」に掲載されたらしいです。)

創立2年目には、30人ぐらいになっていました。

会員層もバラエティがでてきて、北は北海道から南は九州まで、

小学生から大人の方まで。。。

 会の規模が大きくなるにつれ、当然原稿量も増える訳で。。。

会誌を作る作業は次第に過酷になってきました。

しかし外部にお客さんがいる以上、会誌の発行をサボる訳にはいきませんでした。

 

こんな感じで会誌を作っていました。

まず、進歩くんから連絡入ります。

 

「今日、会誌を作るから。」

「ひー。。。(汗)」

 

地獄の一日の始まりです。

進歩くんに、いつものメンバー 洵くんに私が駆りだされました。

まず空いている教室で、原稿を開けて内容を確認して本の構成を決めます。

構成が決まるとコピーです。

学内にコピーセンターが有りまして、係の人にお札を両替してもらい、

手分けをしてコピーをします。

2年目辺りの会誌のページ数は140ページ位でしたから。。。

140 ÷ 2 × 40部 = 2,800 枚程のコピー量になります(^_^;

3人で手分けをしても4時間位コピー機を回し続けなければなりませんでした。。。

昼過ぎから作業を初めて、コピーが終わるのは夕暮れでした。延々と回り続けるコピー機を見ながら、私達は気が遠くなりそうでした。。。

私達があんまり、コピー機を酷使するものだから、

機械が故障したり、両替のお金が無くなったりして。。。

係の人には大変迷惑をかけてしまいました(苦笑)

(我々があんまり酷かったせいなのか、大学では小銭がなくてもコピーができる

 コピーカードシステムを導入したりしました。。。)

 出来上がったコピーの束を、また空いている教室に持ち込んで、

3人で組み合わせてホチキス止しました。

70種類の用紙を 折って束ねて本にするのですから、

終わる頃には、すっかり夜でした。。。

 

本が出来上がっても、作業は終わりません。

地方に散らばる「会員」さんへ、郵送しなければなりませんでした。

ご想像の通り、会費などコピー代にも足りない位の出血サービスでしたので

送料をできる限り安くしなければならないということで、

「書籍小包」として送付する事にしていました。

 

コピー誌を「書籍」としても良いんでしょか?

 

今だに謎ですが、本の背が見える様に封筒に穴を開けて、

郵便局に持ち込みました。

郵便局には、うるさい人もいて。。。(当たり前か。 苦笑)

「これ、本当に本なの?」

と言ってくる人もいたのですが、

進歩くんが凄い勢いで

「何言ってるんです、本です! よく見てください!」

とか言って切り抜けていました。。。(^_^;

 

全て終わって、疲れた事で何かを「達成」した様な錯覚をみんな覚えながら、

帰りのバスの中で話しあいました。

「妖精館、会員増えたから大変だね」

「みんなの為に頑張らなくちゃいけないね」

「会をもっと良くしたいね」

「苦しいけど、3年は頑張ろう」

「3年やったら、きれいに解散しよう」

そんな事を夢みていた覚えがあります。。。

 

 男ばかり3人で、時にはうざいと思う事が有りましたが、

妙にバランスが良かったのか、不思議と3人がバラバラになることもなく

活動を続けていく事が出来ました。

何故でしょうね。。。?

進歩くんは言ってしまえば自分勝手で強引で、

人を自分の思った通りにさせようとする人でした。

そういう面は嫌だと思いつつも、彼の言う

「良い本を創りたい」

「人に認められる事をしたい」

「会を大きくしたい」

という望みは、すごく共感する事ができた。。。

きっと洵くんも同じだったんじゃないかなと思います。

ですから、苦しい思いをして一緒に目的が達成できた時の喜びはひとしおでした。

 

このメンバーをアニメに例えると。。。うーん、

進歩くんが「ハルヒ」で、無口キャラの洵くんは「長門」。。。うん(笑)

私は。。。? キョンくんかな(苦笑)

でもみんな男だし(涙)、後に女性キャラ。。じゃなくて、スタッフも加わってくれたのでしたが、最後まで「みくるちゃん」は登場しませんでしたね。(笑)

 

みんなの結束は固かったのですが、そろそろコピー作業は限界に近づいていました。