電車の中で、iPadを広げて(?)、読書しています。
家に有った本を断裁してPDF化して取り込んだ数千冊(現在約3,200冊。まだ増加中。。。)の本を、インターネット越しにダウンロードして読んでいます。
初代のiPadなので、(重量が)重くて動作もちょっと遅いんですけど、
「読書」する分には、全く問題ありません。
(iPodの表示をそのまま撮影。新型はもっとキレイなのですが。。。)
立ちながら読んでいると、ちょっと腕がだるくなるのが欠点かな?
感覚的には、ハリーポッターの単行本位の重さです。(^_^;)
「あの本どこやったっけ?」
という事が無くなったのが一番のメリットかも知れません。
今日は、古典部シリーズのお話です。
テレビアニメ「氷菓」も来週で最終回という事で、
原作を始めから読んでみる事にしました。
前回は、「遠回りする雛」「二人の距離の概算」と、
後ろの方の話を読んだのですが、今回は始めの方です。
1.氷菓
これは、アニメを観た時の印象とそれ程差を感じませんでした。
(良く考えてみれば凄い事ですけど。。。)
ちょっと変わったミステリーっていう印象。
アニメとは全く印象が違いました。とても面白い。。。
イリス先輩の「私は、あのプロジェクトを失敗させるわけにはいかない立場でした」
というセリフが涙を誘います。。。
「女帝」と呼ばれ、人を手駒の様に扱い、主人公を手のひらの上で転がし、
まんまと思い通りに事を収めた彼女。
でも指導者は孤独なのです。。。
しかし、主人公のお姉さんは底知れない人だ。
文化祭の華やかなイメージは、アニメで良く表現されていました。
小説では、登場人物の内面について、結構掘り下げてありまして、
読み応えがありました。
「期待」という言葉は、自分ではどうしょうもないと諦めた人が、
他人に対して使う言葉らしいですね。。。
福部くんの「データベースは結論を出せないんだ」というセリフが切ない。。。
こうして、ひと通り古典部シリーズを読んだ訳ですが、
改めて、アニメーションの出来の良さと、原作の良さを実感しました。
近年まれに見る良作だと思います。
この作品に興味を持たれた方は、
まずアニメを見て、面白いと思われたら、
小説を読んで、
もう一度アニメを見直す事をオススメします。
さて、来週はアニメの最終回、「遠回りする雛」です。
面白い事は保証されているので、どんな映像が見られるかとても楽しみです。