shobuno's blog

shobunoの日記です。日々見たこと、考えたこと、思い出した事などを興味の向くまま書いていきます。

コンプガチャ?

 巷では、ネットゲーム会社が提供している「コンプガチャ」を廃止するとかしないとか、話題になっている様ですが。。。
正直、ニュースを聞いてまず思った事は


コンプガチャって何?


でした(笑)
調べてみると。。。どうやら、ネットワーク上で行われる一種のクジの様です。
お金を払って、クジ(ガチャガチャのイメージ?)を引き、
「レア」な「カード」をゲットする。
「レア」な「カード」が有れば、ネットワーク上のゲームを
有利にする事が出来る。。。って感じかな??


良し悪しはともかく。。。
これを聞いて、単純に凄い!と思ってしまいました。


実際には、「カード」なんて無いんです。
ただ、「画面に一時的に表示される画像」なんです。
「レア」とか言っても、それは作られたもの。
確率操作をしているのは、あくまで人なんです。
ゲームの勝敗だって、言ってしまえば現実世界には全く関係のない事象に過ぎない筈なのに。
実体のない「レア」な「カード」や、「ゲームの勝敗」に対して
人々は大金を支払う。つまり高い価値を見出している。。。。


美味しい食べ物とか、素晴らしい性能の機械とか、
そういう実体のあるもの、「ハードウエア」に対してお金を支払うのは分かりやすいです。
でも、実体のないもの、後に残るのは多分「満足感」だけの事柄(ソフトウエア)に対しても、はっきりとした価値が発生するんです。
これを初めて発見した人は偉いと思います。
ハードウエアには限りが有りますが、ソフトウエアには限界が有りません。


子供の頃にやったオママゴト遊びの様な、
泥団子を食べるフリをして、「美味しい!」という様な、
イメージ遊びの世界は、
コンピュータの力を得てますますリアルに、
説得力の有る形になって、世界に浸透していく事でしょう。


もしかして、イマジネーションの世界の方が現実よりも「リアル」になって、
映画「マトリックス」の様になってしまう事だって絶対無いとは言えないのかも知れません。



ソフトウエア業界の端っこに生息している私にとって
とても感慨深い事件でした。