先日、古い友人のユースフさんから、昔のチョイ惡な話も書けとのリクエストを
頂いてしまいましたので、挑戦してみる事にしましょう。。。
っていっても、そんなに悪い子じゃなかったから、ネタは少ないですよ。。。きっと。
チョイ悪な事はまだ出来ないけど、きっと覚えます! (←やめいっ!)
(カテゴリーまで作ってノリノリのくせに。。。(^_^;)
さて、今日は。。。
そうですね、あれは多分私が小5の頃でした。
私は「放送委員会」に所属していました。
放送委員会というのは、休み時間に校庭に向けて音楽を流したり、
(LPレコードでした。)
休み時間が終わる時に、「背伸びの運動」というのをみんなにさせるために、
放送室から校庭に向かって、
「背伸びの運動をしましょう。
イチ、ニ、サン、シ。
教室に帰りましょう。」とかアナウンスをしたり、
下校放送を流したり、
先生からの依頼で、ちょっとした連絡放送をしたり、
朝礼の時にはマイクのセッティングをしたり、
退場の音楽(↓こんな感じのオープンテープ)を流したりする仕事を担当していました。
(すみません、長ったらしい文章で。。。)
運動会とかの行事の時には、当時は珍しかったビデオカメラとか担いで、
撮影したりしていました。
当時のビデオカメラは巨大で、一人がテープが回る本体を担いで、もう一人が、
カメラ部分を持って撮っていました。
昔からメカ好きだった私にはたまらない活動だったのですが、
特に良かったのが、朝礼の時のスタンバイでした。
全校生徒1200人もいる中で、我々放送委員会だけが、
(放送室内で)座って朝礼に参加できたのです。
「ああ、みんなこの暑いのに大変だよねぇ。。。」
「全くだね。」
とか、
「◯◯先生の話、ちょっと変じゃない?」
「そうだよね!」
みたいな会話を朝礼の時間中する事ができたのでした。
そんなある日の事。この日も朝礼当番で放送室に詰めていました。
放送室にいたのは、私と、ユースフさんと、タコくん(アダ名ね(^_^;)の3人。
この日もひとしきり雑談をしているうちに朝礼が無事に終わりました。
みんなを教室に誘導する音楽(退場音楽)のテープもかけて、
みんなが校庭からいなくなりました。
さて片付けましょうか?
オープンテープって、カセットテープと違って、
しまう時には元のリールに巻き戻さなければなりません。
巻き戻しレバーをひねると、リールが高速回転して、
テープが元のリールに巻き戻り始めました。
しばらくその場の3人は高速回転するリールを眺めていたのですが、
何を考えたのか、タコくんがメイン電源をOFFにしてしまいました。
リールの回転が止まり、テープが緩んでしまいました。
「何やってんの? 電源落とすなよ!」
タコくんが慌てて電源を入れ直すと、リールがまた高速回転し始めたのですが。。。
テープがリールから外れて、すごい勢いで軸に巻き取られてしまい、
あっという間もなく、テープはぷっつりと切れてしまいました。。。
「ど、どうしよう。。。」
3人は呆然となってしまいました。
そこは、優等生だったユースフさんです。
ユースフ「テープでつなげば大丈夫だよ。」
タコ「そ、そうか。。。」
タコくんがテープの用意をし始めるのを見ながら、
私の頭脳は超高速回転し始めました。。。(^_^;
この時より少し前に、機材を壊して先生にえらく叱られた生徒の事が
思い浮かびました。
まずい。。。
この事がバレたら、自分達もメチャクチャ怒られるぞ。。。
何とかしなくては。。。
(↑ヾ(゚Д゚ )ォィォィ)
そうか、それなら可能だ。。。 (^_^;
私は必死にメチャクチャに絡んだテープをほぐしている二人に呼びかけました。
私「ボクにいい考えがある。」
二人「えっ??」
私「テープで繋いだら、誰かがテープを切ったって事がバレちゃうじゃないか。
再生中に切れた様に見せかける為に、わざとテープを切れたまま
巻きとってしまえば良いじゃないか。」
二人「そ、そうかな。。。?」
私「大丈夫!」
切れた所をそっとリールに巻きつけて、何事も無かったかの様に仕上げて、
テープを棚に戻しておきました。
それから一週間後。。。
私達は当番でなかったので、校庭で朝礼に参加しました。
その日は、どうなってしまうんだろうって、
ドキドキしながら「その時」を待っていました。
そして。。。
「生徒は退場して下さい」
という声が響き、退場音楽が鳴り始めました。。。
最初の5秒位は「曲」に聞こえましたが、すぐに
「ウォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン」という低い音がして、曲が途絶えてしまいました。。。
「あはははは。。。」
私達はお腹が痛くなる位笑ってしまいました。。。
その後、私の目論見通り、あの「事件」は再生中に痛んでたテープが切れてしまった
不幸な事故として片付けられ、誰にもお咎めが無く無事に迷宮入り 解決したかと思われたのですが。。。
悪いことは出来ないもので(?)。
卒業文集のネタにタコくんが洗いざらい白状してしまった為、
白日の下に晒される事になったのでした。
(呆れられて、全く叱られなかったけど (^_^;)