3月末納期のお仕事が一段落しました。
途中、頑張り過ぎまして、月末を数日残して余裕が出来てしまいまして。。。
私「明日、ボク、ズル休みしても良い?」
部下「え? まあ、良いんじゃないですか? 休日、大分出てられてたし、
もうすっかり落ち着いたし。。。」
私「やった! じゃ、後はよろしくねっ♪」
部下「はい。了解です(苦笑)」
という訳で、部下の許可も得られましたので、
今日は代休消化の「ズル休み」をさせて頂きました。
春休みが始まっているので息子を連れてお出かけです。
妻「岡本太郎を見に行くといいよ」
という訳で、今日は川崎の生田緑地へ岡本太郎に会いに行きました。
最寄り駅は「向ヶ丘遊園」駅。
向ヶ丘遊園は行った事は無かった(筈)ですが、無くなっていたんですね。。
花と緑の遊園地と呼ばれていて、名前だけは知っていたのですが、。
駅を降りて、生田緑地方向に進んでいきます。
例によって、息子のテンションはアンダー気味です。
「ねえ、まだ着かないの?」
「岡本太郎美術館へは行った事にして、もう帰ろうよ」
「足が疲れたよ」
「ああ、だんだん暑くなってきた。。。」
私「まだ10分も歩いてないじゃないか。。。我慢しなさい。(^_^;」
15分程歩いて、木々に覆われた大きな丘が見えてきました。
生田緑地です。
ソメイヨシノが咲き始めていました。
「岡本太郎美術館」「日本民家園」「プラネタリウム」「藤子・F・不二雄ミュージアム」の看板が出ています。
地図によると、岡本太郎美術館に行く前に、日本民家園が有るみたいなので、
ついでに寄って行くことにしました。
時間も有るし。。。
私「ちょっと日本民家園に寄り道しよう!」
息子「えー!」
大人500円(小中学生無料)の入場料を払って、中にはいると、
小さな建物の中に、昔の木造民家の種類とか、構造、建て方、暮らしぶりなど、
キチンとまとめられた展示がされていました。
分かりやすいけど、これだけ?
これで500円は、ちょっと高いかも。。。
そう思いつつ外に出て、さあ岡本太郎美術館へ! と思っていると、
「順路」という立て札があって、その指し示す方向を見ると。。。
何だか広大な世界が広がっていました (^_^;
あれれ?
広い敷地に20軒も民家が有るんですね。。
これは、「岡本太郎美術館へ行くついでにちょっと」どころでは無い?!。。。(汗)
この時点で午前10時ぐらいでしたが、お昼までに美術館にたどり着く事は諦めました。
のどかな昔の山村に迷い込んだ様な感じです。
とても日差しが暖かくて汗ばむ様ないい天気。
木々の奥からは、うぐいすの「ホーホケキョ」が聞こえてきました。
試しに私も口笛で真似てみると、ムキになったかの様に、
「ホーホケキョ」を激しく返してきました(笑)
「民家」と言いながら、結構立派な家が多い感じでした。
駆け足気味で見てしまったので、ちゃんとした詳細なレポートは書けませんが。
印象に残ったモノを幾つか。。。
板葺き屋根に、石を積んでいるお家。
私の母親の実家(富山県)が、これに近い感じの屋根でした。
自然物を上手に使って、家を立てていたんだなぁと関心させられます。
茅葺屋根のウラ側です。
太いハリ、竹の棒を縄で縛って固定して、その上からカヤを吹いています。
これは、また凄いハリです。。。
良くもまあ、こんな複雑な材料をうまく組み合わせて家を建てたものです。。。
合掌造りかな?
ここは、民家の「テーマパーク」なんですね。。。
実際に使われていたモノが展示されている所が普通のテーマパークと違いますが。。。
床がピカピカに磨き上げられています。
確かに人がそこに住んでいたという「重み」を感じる事ができます。
格子窓から差し込む日差しがレーザー光線みたい。
室内に虫よけの煙が立ち込めていたので偶然見られた現象です。
ここでも、ミツマタが満開でした。
ミツマタの花って、キレイですね。
木蓮 (ではなく)コブシの花も満開。。。
(注:冒頭の花は(多分(^_^;)木蓮で、こっちがコブシです。
上を向くのが木蓮で、バラバラに向くのがコブシ。
花に葉っぱが一枚付いているのがコブシで、付いていないのが木蓮。
う〜ん、難しいぃ。 こみち (id:kazenokomichi)さん、
ありがとうございました。)
民家園を出て、岡本太郎美術館へ。。。
もう13時を回ってしまっていたので、美術館に入る前に隣のカフェで腹ごしらえ。。。
ボルチーニ茸入りのクリームパスタ(大盛)にアイスコーヒー。
息子は、カルボナーラ にカルピスウオーター。
お腹を満たして、美術館へ。。。
(写真は、カフェの横に有った岡本太郎の作品「樹霊」1970年作)
美術館内は撮影禁止だったので、写真はなしですが、
展示物には少なからず、衝撃を受けました。
訳が分からないけど、力強くて、生命力にあふれていて、生き物っぽい作品に
やられました。
建物自体も直線的な構造でなくて、ウネウネと何がどこに繋がっているのか
よくわからない構造で、いかにも岡本太郎的な建物でした。
子供の頃、CMに出演している岡本太郎をギリギリ(?)覚えている世代なもので、
だからなのか「岡本太郎」が何者だったのか良く分かっていませんでした。
「芸術は爆発だっ!」
という言葉を、テレビで良く聞いていて、ハッキリと覚えているけれども。。。
テレビから生身の本人が、すごい形相で言う姿を見て、
何だか「訳の分からないオッサンだなぁ」としか思っていませんでした。
美術館で、彼の作品を見ていると、
ああ、凄い人、歴史的な人だったんだと実感させられました。
美術館の巨大モニュメント「母の塔」
すごいインパクトです。
現代にこんな人、いるんでしょうか?(知らないだけ?)
塔の先端をアップ。。。
ズル休みの日。
現実を忘れるひとときを過ごさせてもらいました。