今日はちょっと古目ですが、私の大好きなアニメ「プラネテス」のご紹介です。
『モーニング』(講談社)に1999年から不定期連載し、2004年に一旦完結、4巻まで発刊されている。2004年に「プラネテス公式ガイドブック 2075年宇宙への挑戦」が刊行された。2002年度星雲賞コミック部門を受賞。また、これを原作にしたテレビアニメも、2005年度星雲賞メディア部門を受賞。同賞の原作・アニメのダブル受賞は『風の谷のナウシカ』以来。また、連載中の作品が受賞したのは本作が初めて。
宇宙開発によって生まれたスペースデブリ(宇宙ごみ)回収業者を主役とし、あまり顧みられることのないスペースデブリ問題を描いたSF漫画。表題は古代ギリシア語で「惑う人」、転じて「惑星」の意味も持つ(英語で惑星を表す"planet"の語源)。作者は宮沢賢治の作品を愛好しており、本作品の端々にその影響が垣間見える。
アニメ化に際して、同じNHKが同時期に、現代により近い設定でロケット開発と宇宙飛行士養成を描いた『ふたつのスピカ』を制作・放送している。
(引用終わり)
この作品は言わずと知れた超名作アニメなのですが、
一見地味な作風のせいか、意外と知名度が高くない様です。
という私も、知ったのは2,3年前です。
この作品の魅力は、リアルな背景設定とリアルな登場人物描写でしょう。
主人公の、星野八郎太(ハチマキ)と、田名部愛(タナベ)は勿論のこと、
出て来るキャラクターが、みんな「生きて」います。
みんな、それぞれ思いが有って、それを丁寧に丁寧に描いています。
涙ぐましいシーンあり、大笑いするシーンあり、
本当に良く出来た作品だと思います。
ご覧の通り、作画も最高峰の美しさです。。。
キャラクターがリアルな感じなので、いつもの「アニメ絵」に慣れた目で
見ると、ちょっと不細工な感じもしますが、最初だけです。。。
終盤は、不思議とハチマキはカッコよく、タナベは美人に見えてきます(笑)
序盤の、のんびりしたお話から、終盤の怒涛の展開へと移行する所は見事としか言い様がありません。
アニメが好きな方は勿論必見ですが、そうでない方にも。。。
良質な物語を観たいという方にお勧めします。
(★★★★★ 星5つ)