嫌がる息子(写真上 (^_^;)を連れて、
夕方7時から、市の自然観察会へ行ってきました。
今日は、セミの観察です。
地中から出て来たセミの幼虫が、羽化をする所をみんなで観察しましょうという企画でした。
空を見上げると、重く垂れ込んだ雲。。。
集まったのは、15組の親子と大学教授だったと思われる先生(70歳ぐらい)。
先生「本当は観察に行く前に色々お話するんですけど、今日はこの天気なので、
すぐに現場に行く事にしましょう。。。」
早速、懐中電灯と虫カゴを持って、夜のそうか公園を歩きます。
暗闇の中、植え込みの木の幹を照らしてみると。。。
「いたっ!!」
あちこちの木の幹に、普段は「抜け殻」でしか見たことがない蝉の幼虫が、
たくさん、木にしがみついてモソモソ動いていました。
生きている蝉の幼虫を見るのは、不思議な気分です。
来て良かったぁ。
と思った矢先
突然、激しい雷鳴とシャワーの様な夕立が。。。
先生「雷が危険ですから、一旦建物に避難しましょう!」
みんな慌てて建物に駆け戻りました。
待っている間の先生のお話は印象的でした。
セミの幼虫は午後7時ぐらいまでには地中から這い出して木を上り始め、
2時間位で羽化する。
幼虫ができるだけ高く上る理由は、外敵を避けるため。
セミの幼虫の外敵は沢山いる。
地中にいる時には、ダンゴムシにも狙われるし、地上に出る時には
アリに狙われている。
鳥も良く食べる。この公園にはカラスが沢山いるけれど、
カラスは地面に開いた穴の前で待っていて、出てくるとすかさず食べてしまう。
セミの幼虫を見つけるコツは、抜け殻がたくさん付いている木を探すこと。
桜の木は幼虫の好む樹液が出る様で、たくさんいる事が多い。
などなど。。。
先生「セミは何年間地中で過ごすと思いますか?」
私「7年間です。」
先生「と、昔は言われていたのですが、実際に調べてみると3,4年であることが分かっています」
私「ええっ?!」
先生「セミの成虫の寿命はどのくらいだと思いますか?」
私「一週間から10日間ぐらいだと思います。」
先生「と、昔は言われていたのですが、実際に調べてみると1ヶ月ぐらいであることが分かっています」
私「ええっ?!」
私達の子供の頃の「常識」が、大分書き換えられている様で、ちょっとショックを受けました。
科学は今も進歩し続けているんですね。