秋葉原ラジオストアが64年の歴史に幕という記事を読みました。
ええっ!? そんなぁ。。。
小学生時代、工作大好き少年だった私が通いつめた夢の街、
秋葉原は、もうどこにも無くなってしまうのか。。。?
ところで、ラジオストアって何処? ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
改めて地図を見てみると、
私が「ラジオストア」と思っていた所は、実は
ラジオストア、ラジオセンター、秋葉原電気会館という細長いビルが3つ立ち並ぶ
1つだったんだと、初めて知りました (^_^;
そう言われてみれば、細い狭い通路に壁がやたら有ったけど。。。
建物の仕切りだったんですね。。。(苦笑)
地方の方々は何のことやらって所でしょうけれど。。。
この辺りは、電気街の中心。。。発祥の地です。
戦後、露天で営業していたラジオ商がこの地に集まって できました。
中は、こんな感じのお店が立ち並び、独特な雰囲気でした。
「◯◯回路に、コレを使おうと思うだけど。。。」
「お兄さん、それじゃゲインが稼げないよ。
回路図みせて。。。。そこはこうして。。。」
店のオヤジと、賢そうなお兄さんが、専門用語丸出しの会話をしているのを、
小学生だった私は、ただ憧れながら眺めていました。
本から書き写した部品リストを握りしめ、呆然と立ち尽くしていた私に、
店のおじさんが声をかけてきました。
「ぼうや、何年生だい?」
「5年生です。」
「そうかい。何しにきたんだい?」
「図書館で見た本にラジオの作り方が書いてあって。。。
作ってみたいと思って。。。」
「おおそうか。それ、見してみな。」
「はい。。。」
「抵抗と、コンデンサはウチ。。。ほら、そこに有るから皿に入れて買うんだよ。
トランジスタは、あそこの店、コイルはアッチの店、トランスはずっと奥。
ケースは、隣の建物だな。」
「あ、ありがとうございます!!」
初めて作った2石ラジオ。。。
トランジスタの型番は、忘れもしない2SC372。。。(笑)
雑誌の通り組立て、半田付けをして。。。
スイッチを入れた時に流れたラジオの音、感動は一生忘れないでしょう。。。
時代は変わりましたが、あの頃の佇まいをそのまま残してきた電気街ですが、
やっぱり、少しずつ変わっていくんですね。。。
私としては、歴史的な場所として、政府か何かがいつまでも
保護して欲しい位ですが。。。(^_^;
そうもいかないんでしょうね。