オーケストラでシンバル叩いてるやつって他と同じ給料もらってんの?
という記事を読みました。。。(笑)
基本的には、年齢が同じなら同じ給料だそうで。。。
ふーむ、それで良いのかなぁ?
打楽器の人ってお得かも知れないなぁ
とか、呑気に考えていたら、ふいに記憶が蘇りました。
そうだった。。。
そう言えば、私も「シンバル奏者」だったんだ。。。 (^_^;
あれは、私が小学5年生の頃。。。
音楽の授業が終わった後に、先生に残る様に言われました。
「shobunoくん。卒業式の演奏をしなくちゃいけないんだけど、
合奏クラブだけでは人が足りないの。
手伝ってくれない?」
「えっ?! でも。。。」
「笛もオルガンも上手いじゃないの、大丈夫。練習すればすぐに出来る様になるわ。」
「うーん。。。はい。。。」
それから、地獄の練習三昧の日々が始まり。。。
放課後は毎日遅くまで残り、休日も何日か費やし、本番に向けて頑張りました。
私は、当時は「出来る子」だったので(笑)、程無く既存メンバーに溶け込み、
すぐにレベルも追いつき、本番ではきっちり仕事を果たしました。
私が担当したのは、主に(足踏み)オルガン部隊。
「蛍の光」とか「今日の日はさようなら」とか演奏しました。
あと、「校歌」では、シンバルも担当しました。。。
シンバル。。。
これが意外に難しいんです。。。
一人しかいないし、とても大きな音が出るんです。
特に演奏者は、ある意味一番近いので、殊更大きな音に聞こえるんです。 (^_^;
タイミングを外したり、間違えたりすると凄く目立ちます。
絶えず叩く訳ではありません。
曲のアクセントになる部分に、一発「バーン!」と打つ訳です。。。
校歌ですから、いきなりクライマックスは来ません(笑)
演奏の前、ドキドキして、
演奏が始まっても、「その時」が来るまでじっと待っていなくてはなりません。
ドキドキが高まるばかります。。。
クライマックスが近づいてくるぞ。。。 (^_^;
心臓がドキドキして、はちきれんばかりになる頃。。。
その時が来ます!
「バーン!」
と決まれば良いのですが、上手く叩かないと響かなかったり、
変な音がしたりするんです。
気後れしたりすると、充分な音量が出なかったりします。。。
(私はなかなか大きい音を出せなかった。。。)
勝負は一瞬だけ。
上手く出来るかどうかは、叩いてみないと分かりません。。。
その緊張感たるや、オルガンの比ではありません。
とんでもない楽器です。
猛烈に緊張しつつ、何とか無事に卒業式を終えて。。。
やれやれ。もう二度とシンバルなんて使いたくないとか思っていたら、
先生がやってきて、
「shobunoくん、もう暫くやってくれない?」
「ええっっ?!」
「メンバーが足りないのよ。」
「。。。。(涙)」
という訳で、毎週の朝礼の演奏で、暫く「シンバル」で参加するハメになって
しまいました。。。 (^_^;
何回演奏したか分かりませんが、最後まで慣れませんでした(苦笑)
そうだった。。。
シンバル奏者は、みんなよりも むしろ多めにギャラを貰うべきです! (^_^;