今週のお題「お引っ越し」
私が生まれたのは、両親の実家のある富山県で、当時両親は東京都荒川区の、
三河島という所に住んでいて、しばらくそこで暮らしていたそうです。
当時三河島は空気が悪くて、赤ちゃんだった私は夜泣きはするは、
すぐに体調を壊すは、大変手のかかる子供だったそうです。
父は、繊維問屋の丁稚奉公をしていたそうなのですが、働きが認められたのか
(良く知りません (^_^;)
店を持たせてもらえる事になり、東京都足立区に引っ越して小さな洋品店を
開く事になりました。
これが、私の生まれて初めてのお引越し。。。なのですが、
残念ながら、生後1年未満だったので、
いくら神童だった私でも、さすがに覚えていません(笑)
それから、大人になって結婚する事になって、
埼玉県草加市に新居を構える事になるまで、ずっと足立区に住んでいました。
ですので、「お引越し」というと、この草加市に移り住むまで無かった。。。筈?
ん?
ああ! 20才位の頃、実家を立て直す事になって、
一度近くの賃貸マンションにお引越しをした事がありました。
20年程住んだボロい、地震が来ると今にも壊れてしまいそうな家でした。
家財道具と言っても、本当に大したモノは無くて、
あの時、かなりのモノを捨てました。
どうしても必要なものを、家族みんなで手分けして、
引越し先のマンションに手で持って運びました。
(冷蔵庫とか、大変だった様な記憶がうっすらありますね (^_^;)
お引越しは数日かかりました。
いよいよ最終日、最後に残った荷物は「布団」でした。
これを運び込んだら、古い家とお別れ。
マンション生活が始まる。。。
季節は夏。
もう日はとっくに暮れていて、夜空になっていました。
父、母、弟、私の4人。
めいめい、緑色の唐草模様の大きな風呂敷に自分の布団を包んで、
背中に背負って、マンションに向って歩きました。
私「これじゃあ、まるで泥棒みたいだね(笑)」
母「こんな絵に描いたような泥棒いないよ(笑)」
私「こんな所をお巡りさんに見られたら、怪しまれそうだね。。。」
皆「(笑)」
ふと、前方に人影が見えました。。。。
ん?
目を凝らして見ると、制服姿。。。
まさかのお巡りさんでした。
彼は怪訝そうに、こっちを見ていました。
家族4人、みんな固まってしまいました。。。
私「!? こ、これは違うんです! ナニガ?(^_^;」
思わず、言ってしまいました(笑)
お巡りさんは、私達の様子を見て、苦笑を浮かべながら、
「良いから良いから。。。」
と手を振りながらすれ違って行きました。
いや、もう何が何だか。。。
って、何の話でしたっけ。。。? (^_^;