ひとまず台風接近が無くなって、ほっとひと息。。。
コンビニで2リットル入のジュースパックを2つ買ったら、
なが~いストローが2本付いていました。
前々から疑問に思っていたのですけど、このなが~いのを紙パックに刺して、
1本ずつ2人で飲めって事なんでしょうか??
いつもは
「ストロー付けますか?」
と聞かれていたのですが、今日は問答無用で入っていました。
ひょっとして、世の中の大多数の人はそうやって
飲んでいるのでしょうか。。。? (^_^;
突然ですが、今日の話題は「いろは歌」です。
(今日はマクラと繋げるのを諦めました。(^_^;)
いろは歌といえば
色はにほへと 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
↑ これです。
誰でも一度は聞いた事があるでしょう。。。
意味は、
花は咲いても、いつかは散ってしまう
この世の中、変わらない(死なない)ものなど誰もいない
現世(のしがらみ)を 今乗り越えて(悟りの境地に至れれば)
儚い(はかない)夢をみたり、酔いふけったりしない(心境になれる)
。。。っていう感じでしょうか?
このまま聞いても、仏教的な思想に満ちた味わいのある詩になっていると思います。
「今様」という形式(七五を4回繰り返す)で、全ての仮名を1回ずつ使うという
厳しい制約の中で、これほどの文学的な作品を作り上げてしまう才能って、
どれだけのものだったのでしょう。。。?
「いろは歌」の作者は、謎に包まれています。
一説には、弘法大師ではないかと言われていますが、弘法大師の当時、
まだ今様が無かった事、当時の仮名が違っていた事などから、その可能性は否定されています。
Wikipediaより引用
文献上に最初に見出されるのは承暦3年(1079年)成立の『金光明最勝王経音義』(こんこうみょうさいしょうおうぎょうおんぎ)であり、大為爾の歌を収録する天禄元年(970年)成立の源為憲の著『口遊』には、同じく仮名を重複させない誦文であるあめつちの詞については言及していても、いろは歌のことはまったく触れられていないことから、10世紀末~11世紀中葉に成ったものとみられる。
(引用終わり)
という事で、今から大体1000年程前、天才的な日本人の頭脳から生み出されたものの様です。
初めていろは歌を知ったのは、中学生位でしょうか。
とても感動した覚えがあります。
外国にもこの手のものは無いかなぁと探してみると。。。
「パングラム(pangram)」っていうそうです。
全てのアルファベットを使って文章を作る遊び。
中でも全ての文字が1回しか使われないパングラムは格別な様です。
再びWikipediaより引用
全部の文字が一度しか使用されないパングラムを完全パングラムと呼ぶ。これは、パングラムの頂点とも呼ばれる難易度を誇っており、一般に使用されない単語や略語などを抜きに完成させるのは至難の技である。純粋主義者の中には、略語やイニシャルの使用も禁じている人たちもいる。
- Blowzy night-frumps vex'd Jack Q.
- Glum Schwartzkopf vex'd by NJ IQ.
- New job: fix Mr. Gluck's hazy TV, PDQ! (5種類の記号を含んでいる)※
- Frowzy things plumb vex'd Jack Q.
- J. Q. Vandz struck my big fox whelp.
- Quartz glyph job vex'd cwm finks.
- Phlegms fyrd wuz qvint jackbox.
- Zing, vext cwm fly jabs Kurd qoph.
- Cwm fjord bank glyphs vext quiz.
- Jumbling vext frowzy hacks PDQ. (すべての単語が高校程度の辞書に載っている)※
- Mr. Jock, TV Quiz Ph.D, bags few lynx.
- Junky qoph flags vext crwd zimb.
- Cwm fjord veg balks nth pyx quiz. (すべての単語が高校程度の辞書に載っており、かつ略語を含んでいない(nthは略語ではない))
(引用終わり)
難しい文章が多いですね。。。
いろは歌に比べるとちょっと趣が。。。 (^_^;
「漢字」は、一文字で色々な意味を持たせられるのは知っていましたが、
アルファベットに比べてひらがなは、少ない文字で随分と沢山の事を表現できるんだなぁと感心しました。
日本語の仮名は、母音が含まれているのでパングラムが作りやすいんだそうです。
みなさん、いろは歌を超える作品を考えだして、
次の1000年間、語り継がれてみたいと思いませんか?
(またムチャぶりを。。。 (^_^;)
「いろは歌」の話には更に続きが有りまして。。。
「暗号説」というのがあります。。。
みたび、ウィキペディアより引用
暗号説[編集]
巷間の一部に、いろは歌の作者が折句で暗号を埋め込んでいるとする俗説が古くから流布している。暗号とからめて表面上の文意にも二重三重の異なった意味なども指摘される。『金光明最勝王経音義』など古文献の一部では、七五調の区切りではなく、下のように七文字ごとに区切って書かれていることがある。この書き方で区切りの最後の文字を縦読みすると「とか(が)なくてしす(咎無くて死す)」となる。これをもっていろは歌には作者の遺恨が込められており、源高明を作者とする説が出た。しかし大矢透はこれを「付会」としている[14]。また作者は高明ではなく柿本人麻呂であるとし、同じく五文字目を続けて読むと「ほをつのこめ(本を津の小女)」となる(本を津の己女、大津の小女といった読み方もある)。つまり、「私は無実の罪で殺される。この本を津の妻へ届けてくれ」といった解釈もある。
- いろはにほへと
- ちりぬるをわか
- よたれそつねな
- らむうゐのおく
- やまけふこえて
- あさきゆめみし
- ゑひもせす
- いろはにほへと
- ちりぬるをわか
- よたれそつねな
- らむうゐのおく
- やまけふこえて
- あさきゆめみし
- ゑひもせす
義太夫浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』の「仮名手本」とは、赤穂浪士四十七士をいろは仮名四十七文字になぞらえたものだとされているが、じつはこの「とがなくてしす」の暗号が当時広く知られていることを前提として「仮名手本」と付けられたのだともいう。すなわち赤穂浪士たちが「咎無くして死んだ」ことを意味するというものである[15]。江戸時代はこの読みは偶然という見方が主流だったが、縁起が悪いので教育に用いるべきではないという意見もあった。
(引用終わり)
「仮名手本忠臣蔵」って、そんな意味が有ったんだ〜!!
う〜ん、勉強になるなぁ。。。
ここまで書きながら。。。そろそろオチはどうしようと焦り始めているのですが(苦笑)
今日は、諦めてこのままスッと終わる事にします。。。