三連休の二日目です。
中間試験前、塾の地獄の補習中の娘(中2)を残し、
息子とお出かけする事にしました。
外出大嫌いの息子ですが、ラーメン大好き。。。
私「せっかくの連休だし、お父さんが一番美味しいと思うラーメンを食べに行かない?
ちょっと遠いんだけど。。。」
息子「えっ?! 行く行く!!」
私「おお。そうかそうか(笑) 遠くに行くんだから、ラーメンだけっていうのも
勿体ないから、帰りにちょっとした公園に寄って行ってもいい?」
息子「ん?? いいけど。。。どこ?」
私「いや、大した公園じゃないんだ。
帰りにちょっと寄って、一回りするだけだから。」
息子「それなら、いいよ。」
という感じで交渉成立。。。^^;
今朝、9時に草加駅を出発して、電車を乗り継ぐこと約2時間。。。
11時過ぎに、佐野駅に到着しました。(笑)
息子「ここは?」
私「ここは、佐野。 宇宙で一番美味しいラーメンが食べられる惑星よ。」
(おいおい ^^;)
駅を出て、約3分ほど歩くと、前方に人だかりが見えてきました。。。
そう、ここです。。。 あれ? ガラスが。
前に来た時よりもすごい事になっているぞ。。。 ^^;
外装は、ガミラス星人を欺くために偽装したあの宇宙戦艦ヤマトの様になっていますが。。。(いちいち例えが古くてスミマセン m(__)m)
(これね)
ここ、「とかの」は、佐野ラーメンの超人気店。
連日大行列ができる名店なのです。。。
朝11時30分に開店して、14時ぐらいには売り切れになってしまうそうです。
なかなか入るのが難しいお店なので、11時半の開店頃を狙って行ったのですが、
もう20人ぐらい並んでいました(汗)
待つ事約1時間。。。
ようやく食べる事ができました。
食べたのは、チャーシュー麺と、餃子。
ラーメンは透明なスープで、腰がとても強い細めの手打ち縮れ麺。
醤油味と言いながら、塩味に近いさっぱりしたお味。
チャーシューはジューシー♪
餃子も多分皮から手作りで、モチモチで具だくさん。。。
やっぱり、うまいわ〜(でもちょっと塩っぱいかも)
息子も夢中で食べていました。
店を出ると。。。(彼は店内ではお店の評価を言わない。。。^^;)
「今までで、一番美味しいラーメンだった〜」
と、うっとりしていました(笑)
私「さて、じゃあ公園に行こうか。」
息子「うん。どこ?」
私「電車に乗って、帰る途中で降りるんだよ」
息子「ふーん」
ふと、社内アナウンスに聞き覚えのある駅名が。。。
「次は、岩舟。岩舟に止まります。」
えっ?!
岩舟って。。。まさか??
秒速5センチメートルの聖地(?)の岩舟??
↑これ? そ、そうか。 ここだったのかぁ。。。
思わず写真を撮ってしまいました(笑)
この看板に間違いなさそうですね。背景ともピッタリ合っていそうです。。。
息子「お父さん、何撮っているの?」
私「いや、その。。。^^;」
(下車して、待合室を確かめたいのグッとこらえた私。)
途中、聖地巡礼を果たしつつ(?)
到着したのが、ここ。
渡良瀬遊水地でした。(笑)
私「自転車を借りないと。」
息子「え? 嫌だよ。 公園を一周するだけでしょ?」
私「そうだけど。自転車無いと辛いよ。」
息子「えー。ボクだけ歩く!」
私「自転車でも、一周3時間ぐらいかかるよ。。。」
息子「。。。。」
私「食べた分だけ、使っちゃおうよ!」
息子「うーん。。。」
という訳でサイクリングスタート!
とにかく、だだっ広い空間です。
周囲は、ススキやアシやセイタカアワダチソウが、鬱蒼(うっそう)と茂っています。
秋ですね。。。
耳をすませると、色々な種類のコオロギの大合唱が響いています。
ススキの大群落。。。
ここ渡良瀬遊水地は、明治時代、足尾銅山鉱毒事件が起こったとき、
反対運動が盛んだった、ここ谷中村を廃村にし、鉱毒を沈静化させる広大な遊水地を
作り、かつ、村を無くする事で反対運動も無力化させようとしたという経緯があります。
小学生の頃、国語の教科書に田中正造のお話が載っていました。。。
あの事件にちなんだ、歴史の有る土地です。
今では、上流から流れる鉱毒は少なくなっているそうですが、土地に沈殿した鉱毒は
今なお、沢山残っているそうです。
そんな土地なので、広大な面積はありながら、ほとんど手付かずの状態で、
自然が残されています。
鬱蒼と茂った草の匂いが心地良いです。
ちょっと紅葉が始まっていますね。
谷中村の関係者の方々がまだいらっしゃるんでしょうね。。。
はじめは嫌々だった息子ですが、1時間もするとノリノリで自転車をこいでいました。
見上げると雲から光。。。
どこからか、ヒバリの声。
私達は、 自然の中で生きていたんだった。
そんな事を思い出させてもらいました。