お久しぶりです。。。
本人は至って元気にやっておるのですが、ライフサイクルが変わってしまい、
ブログを書くタイミングが取れず、ズルズルと来てしまっております。
生きていて
「ああ、この話ネタになる!」とか
「この話は覚えておきたいなぁ」とか
ブログに書きたいなぁと思う瞬間は多々訪れるんですけどねぇ。。。
今日は、ちょっと時間が取れたので書いてみる事にします。
前にも書いた事があるかも知れませんが、子供の頃からの私の自慢は、
「虫歯が一本もない」という事でした。
医療が発達しているので、今の子供たちは虫歯が無いなんて珍しくもないのですが
当時は、クラスに1人いるかどうかという感じでした。
そんな中、私は多分虫歯になりにくい遺伝子を持っていたのでしょう。
虫歯を殆ど経験した事がありませんでした。
幼稚園児の頃、乳歯が傷んで虫歯になったぐらいかな。。?
そんな訳で、歯については絶大な自信(?)が有ったのですが。。。
今年の2月の中旬、左上の奥歯というか、歯茎の奥に激痛が走りました。
仕事中だったのですが、目がくらむような痛みでした。
吐き気にもみまわれました。
激痛は歯茎の奥から上顎に広がり、頭の左側まで達しました。
歩くのも困難な感じ。
一体何が起こった??
これは噂の歯槽膿漏??
いくら歯が丈夫でも歯茎から病が襲ってきたのか??
ほら、いい加減いい年(↑)だし。。。(苦笑
慌ててネットにアクセス。。近くの歯医者を探して電話して、予約取って、早速通院することに。。
行ってみたら、大学出たてのような若いお嬢さん先生ばっかりの歯科医院でした。。
「あー、これは虫歯ですね」
「えっ?!」(自分が虫歯になるって事が理解できない私)
「奥歯と奥歯の間、見えない所から穴が空いてますね。。。」
「えーっ?!」
「相当深くまでいっちゃってますねー。でも抜かずに済みそう。
悪い所を取っちゃって、歯の根っこの神経の管をお掃除して、
管にパイプを入れて上から金属を被せれば大丈夫です!」
目隠しをされて、口をあけさせられ、麻酔をされて、口のなかをガーガーやられました。
何も見えない無防備な状態で、ボトムズのローラーダッシュのような音が出る機械が口のなかでガリガリうなっています。
かなりの恐怖ですが、残念ながらどうする事もできません ^^;;
そのうち、「ピッピッ」という音をたてる器具を歯の底。。。
恐らく歯の根っこの「神経の穴」に針のようなものを突っ込んでいるような気配を感じました。。
先生が小さな声で、
「よいしょ、うんしょ、うんしょ。。。」とか
「ちくしょう。。。」とか
「よしっ」とか
色々つぶやいているのがイチイチ気になりました。しかし、やっぱりどうする事もできませんでした(苦笑)
週イチぐらいで治療を受けて、3ヶ月ぐらいで何とか治療が終わったのですが。。
別の歯もちょっと痛みを感じるようになり
「あ、あのー、もう一本も時々痛いような気が。。。」
「あー、はいはい、こっちも虫歯ですね」
「えーっ!?」
「隣にある親知らずが横から押していて、コレを抜かないと治療できませんねー」
「えーっ!?」
「はい。ちょっと硬そうだから抜くの大変かも(笑)」
「。。。。」
なんだか、先生ちょっと嬉しそうでした。。。
で、同じ様に治療が始まりました。
春がすぎ、夏になり。。。
ようやく先週、虫歯の措置が終わり、いよいよ親知らずを抜く日がやってきました。
いつもの如く、目隠しをされ。。顎半分が麻痺するぐらい麻酔を打たれました。
「メスでちょっと切ってから抜きますね。抜き終わったらひと針ぐらい縫う感じで。」
「は、はい。。。(ひぇーー!!)」
目隠しされているんで、もうどうしようもありません。。
先生、しばらく歯の様子をみていたようですが。。。
「やっぱり切るのやめます。このまま抜いてみます。抜けないようなら切ります。」
「あい。。。」(喋れない)
「まず、親知らずの頭の所を砕きますね。砕いてから根っこの方をとってみます。」
「あい。。。」
。。。ここまで書いて思うんですが、ここまで来たら、イチイチ説明しない方が患者さん的には楽なんじゃないかと思います。。
目隠しされていますので、いつも以上にイメージ形成能力が高まっているので、
恐怖が余計に拡大されます(苦笑)
その後、口に掃除機のような管、恐らく血を吸うやつが突っ込まれた後、
道路工事のような音が鳴り響く機械が突っ込まれました。
麻酔が良く効いていたため、まったく痛みは無かったのですが、強烈な音で恐怖心が煽られました。
「痛いですか?」
「いえ。。」
「(。。。怖いのか)」(小声)
よっぽど怖そうな顔してたんでしょうか?? ^^;;
歯が削れる感じがして、破片が口の奥に飛んできた感じがしました。
しばらくして、
「うまく砕けました。残りの根っこをとっていきますね。」
「あい。。。」
どんな器具をつかっているのか分からないんですが、顎を上からグイグイ押す感じで
恐らく、顎の奥から歯の破片を取り除くような感覚がありました。。。
30分以上そんな事をした後、衝撃的なセリフを先生が口にしました。
「悪いお肉、とっちゃいますね♡」
「?!」
どゆこと???
悪いお肉って何?? ^^;
何故か頭にスーパーによくあるお肉のパックで、肉の色が悪くなっているヤツを連想しましたが。。。そんな感じ??
えー??
混乱する私をよそに、先生はキーン音をたてる機械をつかって、親知らずが有ったとおもわれる場所付近の。。。おそらく「悪いお肉」を削っていました。
恐ろしい事に、全然痛くありません。。
「終わりました。ご苦労さまでした。歯を抜いた時の説明を聞いてください」
「あ、はい。。」(ちょっと、放心状態)
看護師さんがきて、何やら読み上げています。
「抜いた所を舌で触らないでください。食事は麻酔が抜けたあとにしてください。
お風呂はシャワーだけにしてください。お酒は飲まないでください。
血圧が上がるような事、運動などはしないでください。 etc...etc...」
「。。。。。あ。はい。」(放心状態)
そんなこんなで、無事にちょっとした「手術」が終わって、4日程たちました。
最初はジンジン痛かった抜いた跡ですが、徐々に痛みは引き、殆ど傷まなくなりました。
まあそんな感じですが、みなさまも虫歯にはご用心下さいませ。
いくら歯に自信があっても、歳取ると色々ガタが来るもんなのですね。。。
にしても、「悪いお肉」って何だったのだろうか?